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あなたと話がしたくって


内藤いづみ対談集

内藤いづみ/著
対談:永六輔・遠藤順子・鎌田實


装幀:酒井隆志

読者の声
2001年2月1日発刊(11月第3刷)
本体価格1,200円+税(税込1,296円)
B6判変形上製本・156ページ
ISBN4-900918-35-0 C0095

在庫僅少

★著者プロフィール

さあ、生きるために「死」を語ろう。

死ぬことは恐ろしいとですか?
いのちは何かで計れるものですか?
在宅ホスピス医が「いのちのメッセンジャー」たちと
会って語って響きあったトークセッション

——————————————————————————–
(あとがきより/内藤いづみ)
本書は、建前ではなく、本音で魂にストレートに届く言葉を語って下さる三人の方々との出会いによって誕生しました。三人のそれぞれが立っている場所はそれぞれに、見事という言葉につきます。自分たちのいのちを潔く生きることへの自覚をどの方も私たちに与えて下さっています。
私自身もいのちの最期を看取る仕事の中で、患者さんとそのご家族から、いのちの痛みも哀しみも愛しさも、教えていただいている最中です。いのちのリアリティに触れることは、医療者だけではなく、決心さえすれば誰でもできることなのに、それが簡単にできない時代を私たちがつくり出していることのもどかしさと不思議さを日々感じています。
私たちが求めている未来は、いったい何なのか。改めて考えるきっかけにこの本がなるとすれば、こんな幸せなことはありません。

対談者紹介(目次:グレー部分)

永 六輔さん

人は必ず死ぬんだから、死ぬ用意をするのはあたりまえじゃないですか。老後の準備というより、死ぬことの準備を口笛吹きながらできないとね。

[えい ろくすけ]
1933年東京生まれ。作詞家・放送タレント・作家。著書に『大往生』『職人と語る』『夫と妻』『親と子』など多数。

永 六輔【死〈いのち〉からの学び】
お釈迦さまとキリストの死/死装束と故人の遺志/ちゃんと「死んでみせる」/自信をなくした日本人/「ナムアミダブツ」ということ……/自然界は〈法〉である/〈いのち〉の終わり方/息を引き取る/さまざまな〈痛み〉/ 看取り=学び/こんな死に方をしたい/縦割り型介護保険のゆくえ/死ぬことの準備

遠藤順子さん

主人はすごい闘病生活だったけど、最後には光を見て死んだという感じだった。「ご臨終です」って言われたときは、もう私はベッドサイドで癒されちゃったの。

[えんどう じゅんこ]
1927年東京生まれ。エッセイスト、作家・故遠藤周作氏夫人。著書に『夫の宿題』『再会』(PHP研究所)など。

遠藤順子【私の宿題〈よき別れのために〉】
目あり見る者は見よ/魂の中に手を突っ込む仕事/死が見えない子どもと死を語れない大人/逝く人々からのメッセージ/問われる医療者側の感性/日々の〈絆〉が問われること/患者の心と医者の心得/「心温かな医療110番」/私は藪医者!?

 

鎌田 實さん

いのちを信じる……素敵な言葉だなあ。

[かまた みのる]
1948年東京生まれ。諏訪中央病院院長(現、保健福祉管理者)。
『ホスピス 最期の輝きのために』(共著、小社刊)
『インフォームド・チョイス』(共著、医歯薬出版
『がんばらない』『あきらめない』『雪とパイナップル』(集英社)など。

鎌田 實【いのちの未来のために】
薬や検査より大切なもの/緩和ケアは希望の医療/脱皮の痛み=スピリチュアル・ケア/人のつながりのなかで生きる/医療以前の重大な問題/いのちを信じ続けること

はじめに/内藤いづみ

輪郭のぼやけた表情の若者たちが、最近、増えているように感じます。傷つくことを怖れ、他人とふれ合うコミュニケーションをしたがらない人も増えています。
しかし、いのちの現実を伝えることによって、私はそんなかたくなな心も少しずつ開くこともあるのだ、という瞬間を、講演活動で知りました。五感のある人間は、聞いて、見て、知って、考えて、体験することによって、いのちの深さを学び、気付くことができると信じています。
遠藤順子さんも永六輔さんも、ご縁があり長いこと私の医療実践を見守って下さった方々です。怒りや無念さを綴る私の手紙を、黙って受け取り、支えて下さいました。
今回も快く対談に応じて下さり、多くの読者のみなさまが、今どんないのちの時代に生きているのかを、気付かせる大切な言葉を送りだして下さいました。
鎌田實さんとは、お互いを「変人の医者」だと認めあってきました。私の実践を大きな力でいつも支えて下さいました。お会いするたびに、「勇気」をいただいています。
お三人とお話していると、古代ギリシャ人が、信じていた二つの時間・・クロノスとカイロスの中で・・カイロスを思い出します。今というかけがいのない時間は、深く永遠であると。
どうぞ、皆さまにとって本書の読書時間が永遠に続くカイロスの時を共有できますように……。

★著者プロフィール


内藤いづみ(ないとういづみ)
在宅ホスピス医/ふじ内科クリニック院長

山梨県六郷町出身。福島県立医大卒業。東京女子医大内科等に勤務。1986年から英国プリンス・オブ・ウエールズ・ホスピスで研修を受ける。1995年、ふじ内科クリニックを新設、院長となる。日本ホスピス・在宅ケア研究会山梨支部代表。
>>ふじ内科クリニックホームページ

ホスピス・最期の輝きのために

在宅ホスピス医と地域医療者、宗教者が、告知や終末医療を語りつくしたロングセラー。
内藤いづみ・鎌田實・高橋卓志/共著

あした野原に出てみよう
在宅ホスピス医のノートから

在宅ホスピス医としての原点。手軽なブックレットで中学・高校生や学生にもおすすめ。
内藤いづみ/著

『いのちに寄りそって』共著・米沢慧/小社
『患者が主役だ!』共著/法研
『笑顔でさよならを』KKベストセラーズ
『あなたを家で看取りたい』ビジネス社
『最高に幸せな生き方死の迎え方』講談社
『あなたが、いてくれる』佼成出版社

1件の読者の声 »

2006.06/20

文字が比較的大きく、印刷にむらがなくとても読みやすいです。特に老人には…。これからもガンに関した書物を多く出版して下さい。

Comment— 2008 年 9 月 16 日 @ 5:37 PM


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