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まだまだどんとこい熟年



まだまだどんとこい熟年!
インターバル速歩で生涯青春!!
テレビ朝日「みんなの医学」で紹介

監修/能勢博 著/岡崎和伸
発行/NPO法人JTRC熟年体育大学リサーチセンター

 

 


2007年5月10日発刊

(2007年7月:第2刷)
A4判・88ページ
本体価格1,500円+税(税込1,575円)
ISBN978-4-900918-84-9 C3075
装幀/庄村友里[NOEL]
本文イラスト/石川孝[NOEL]
★監修者・著者プロフィール

▼内容の一部です<クリックで拡大>

【スポーツ医学】【スポーツ行政】分野で画期的成果
長野県松本市「熟年体育大学」の本

なぜ熟年体育大学なのか、
何をどうやったらいいのか、
参加者の反応や成果が観たい・・・
そんな要望すべてに応える“熟大・虎の巻”

地域健康づくりの画期的プロジェクトをあなたのまちで!
自治体・医療機関・社会体育
企業や団体の社員(職員)健康管理部門など
「健康」に携わるすべての方へ

熟年体育大学実践マニュアル
[絶版]

※本書は小社刊「熟年体育大学実践マニュアル」の
最新データによるリニューアル版です。


岩下聰・能勢博/著

★参加者の声(本文より)

・若返るというより、今の体力を保ちたい。
・歩いていると気持ちが前向きになるんです。
・うつむいてた自分がウソみたい。歩いて若返りました。
・体重が減って、喘息もよくなってきました。
・夫に勧めるために始めたら自分が元気になっちゃった。
・なかなかお腹はへこまないけど、楽しいからま、いいか。
・5月から10月まで休んだのは一日だけ。
・夕方、下校する小学生たちを見ながら歩いてます。
・花丸が私の励み。体重も8キロ落ちました。
・風邪薬、胃薬も気がついたら飲まなくなっていました。
・花丸もらうと、孫たちに自慢しています。
・仲間たちと励まし合いなたらの運動が楽しい。
・毎日歩くことで、姿勢がよくなり、風邪にも強くなりました。
・インターバル速歩を始めたら持久力がついてきました。

目次

人の心を通わせる「魔法の言葉」 能勢博

stage1●熟年よ、これからが青春だ!
「熟年」世代こそ輝く世代
健康こそが宝物……忍びよる生活習慣病
丈夫な骨があってこそ……骨粗鬆症の恐怖
老いは脚からやってくる……加齢による体力の低下
心も頭も健康に……中高年のうつ病と認知症
あきらめない心……運動が老いを撃退する

stage2●松本から始まったプロジェクト
産・官・学・民が手をたずさえて…「熟大」のあゆみ
熟大の画期的な成果◎インターバル速歩の誕生
毎日ウォーキングしても体力はアップしない
高齢者こそ積極的な運動トレーニングが必要
インターバル速歩という方法があった!
さらにわかったインターバル速歩の効果
熟大メイトで個人データ管理◎熟大メイトはあなたのトレーニング仲間
地域あげての健康づくり◎IT と「いきいき健康ひろば」のシステム
体力測定/料理教室/データ転送/水中プログラム/ウォーキング
全国に熟大の輪をひろげよう
治療から予防へ◎健康は最大の予防医療

stage3●実践!インターバル速歩
「インターバル速歩」は“メリハリ速歩”
「インターバル速歩」の方法
正しいフォームで
あなたにあったインターバル速歩は?
熟大メイトを使ってインターバル速歩
1. 熟大メイトで持久力を測る
2.どのくらいの速さで、何分間、 週 何回、歩けばいいの?
3.インターバル速歩の具体例
ウォーミングアップとクーリングダウン
ウォーキングの前後に行うストレッチ:上半身/下半身
こんなことに注意して
運動は、その日の体調や天候に合わせて
運動する時の靴/のどが渇く前に給水を
インターバル速歩をする場所

stage4●役立つ!使える!健康づくりの話
熟大メイトがなくても◎自分の体力にあった運動を
未来のための新しい試みが始まっている
1.スーパー人間ドック
2.タンパク質サプリメント実験
3.遺伝子に基づいた運動指導
日常生活のなかでできるカンタン筋トレ
(指導:根本賢一先生・松本大学准教授)
水中グーパー/壁押し腕立て伏せ/片側ずつやってみよう
太もも屈伸/足首でこんにちは/ヒップ・アップ・ポン
背筋でガオーン/ストレッチ1・2/いろんな腹筋
食事から整える生活習慣
(指導:水野尚子先生・管理栄養士)
大切なのは食事・運動・休息
間違ってませんか? あなたの食事
5 つの要素をバランス良く/ポパイの好物はホウレンソウ!
一日にこれだけ食べよう/楽しく食べることが大事
食べる意欲は生きる力/作ってみよう!毎日の料理
(menu)
土鍋でパエリア!牛乳でカッテージチーズ!
おからバーグ&牛乳入り味噌汁!
中華まん!生鮭の香り汁&糸昆布とさつまいもの煮物

あとがき 信州大学学長・小宮山淳

人の心を通わせる「魔法の言葉」

信州大学大学院医学研究科加齢適応医科学系
独立専攻スポーツ医科学分野・教授
熟年体育大学リサーチセンター・理事長
能勢 博

この本を手にとってパラパラとめくってみると、いわゆる熟年と思われる方々のいきいきとした笑顔に出会われるでしょう。そう、この本は中高年のための健康スポーツ教室「松本市熟年体育大学」の10年間の成果をまとめたもので、それぞれの写真に登場するのは、その参加者の方々です。どうです、皆さん、いい顔をされているでしょう。

松本市熟年体育大学は、平成9年に当時の市長であった有賀正さんの鶴の一声で始まりました。当初、市主導型だったこの事業は、その後、運営が事業参加者とそのOBの方々にゆだねられ、いわゆる草の根運動として地域に根ざした事業になり、現在では、NPO法人・熟年体育大学リサーチセンター(JTRC)が中心となって、松本市だけではなく近隣の市町村を巻き込み、総勢1,400名の事業に成長しています。何故、この事業がこれほどまで市民の方々に支持されたのでしょうか。

JTRCの理念は「健康増進活動に取り組んでいる自治体,団体,企業などに対して、科学的根拠に基づく健康増進(EBH:Evidence Based Health-promotion)事業を行い,中高年者が生きがいを持ち,楽しく毎日の生活が送れる地域コミュニティの形成に寄与することを目的とする」です。したがって、この理念に賛同される方はどなたでも会員になることができます。今でこそ、たくさんの方々がこの理念に賛同して本事業に参加していいただいているのですが、JTRCの発足当時には「理念に基づく活動」に、随分戸惑った方が多かったようです。なぜなら、皆さん、それまで「まず、組織ありき」の人生に慣れ過ぎていて、急に、各人が中心になって、好きなように「生きがい」、「楽しい地域コミュニティ」のための活動をしなさい、といわれても、どうしてよいかわからなかったのです。

それを解決したのはウォーキングを主体とする「運動」でした。読者の皆さんは、それまで知り合いでなかった人と、1日中一緒に歩いて、同じ景色を見、一緒に食事をするだけで、特に何も話さなくても、親しくなった経験はありませんか。そう、ウォーキングは人の心を通わせる「魔法の言葉」なのです。それによって、それまで別々の人生を歩んできた人たちの心が一つになって新しい活動となり、新しい組織が生まれました。それが、JTRCなのです。

そして、もう一つ新しい組織作りに貢献したのが科学的証拠です。ウォーキングといえども面倒くさいものです。何か口実をみつけてサボりたいのが人情です。でも「努力すれば報われる」ことがわかれば話は別です。なぜなら、それは「生きがい」そのものだからです。それで「どれくらい努力すれば、どんな良いことがあるか」という科学的証拠をJTRCが参加者の皆さんに提供したのです。そこで活躍したのが、本書に出てくる「インターバル速歩」、「熟大メイト」、「e-Health Promotion System」ですが、これらは経産省、厚労省、文科省などの国の大型研究予算で信州大学の研究スタッフがJTRCと協力して開発したものです。毎日のウォーキング量やその効果が瞬時にしてグラフになって表示される、それを仲間と見せ合う、そして将来の効果を予測し合う、これらも人の心を通わせる「魔法の言葉」なのです。

それらだけではなく、料理教室、英会話、自然観察会、キャンプなどのたくさんの「魔法の言葉」を生み出しながらJTRCは成長してきました。それらは高齢社会に向けてこれまで誰も試みなかった理念に基づく組織づくりへの挑戦として、NHKを始めとするマスコミ各社によって全国的に広く報道されるまでになりました。そして今、本書に紹介された参加者の方々の笑顔から、将来への確かな自信が感じられます。さあ、私たちと一緒に「長寿健康社会づくり」に挑戦してみませんか。

あとがき

信州大学医学部長・小宮山 淳

超高齢化社会を迎え、高齢者が人生の最期まで「健康」で「生きがい」を持ち続けることができる「健康長寿社会」の構築が急務です。とりわけ、予防医療体制の整備は医療費削減の見地からも早急に行わなければならず、その中でも運動処方は予防医療に不可欠な手段として注目されています。それにもかかわらず、現在、全国民規模で予防医療の現場で広く用いられている運動処方は存在していないのです。

その原因は、運動処方は各自の体力に合わせた個別指導が原則である一方、多くの人が容易に実施できる運動方法が必要ですが、この二つの課題を同時に解決できる方法が、これまでなかったからです。すなわち、体力が異なる個人に対して的確な指導を広く実施するには、現場で簡便に行える運動方法と、その運動量を「物理量」として正確に計測する方法が必要ですが、それらがこれまで存在せず、その結果、「運動量と効果の関係」もしくは「費用対効果」を示す科学的証拠を構築できなかったのです。

信州大学は、この課題に挑戦すべく、「健康長寿県長野」において、平成9年度から11年間、中高年の健康スポーツ教室「松本市熟年体育大学」事業の運営に参画してきました。その結果、簡便に実施できるインターバル速歩とその運動量を計測する方法を開発し、それらが生活習慣病予防、介護予防および医療費削減に非常に効果的であるという、いわゆる「運動量と効果の関係」さらには「費用対効果」について、信頼性の高い3,000名規模の「科学的証拠の構築」に成功しました。その成功理由として、信州大学が加齢適応医科学や情報工学の分野で世界最高水準の研究成果を創出していたこと、小規模から始めた事業が草の根運動として市民に広く支持され地域コミュニティに定着したこと、また、この事業を新製品の開発現場として利用する企業が参入したこと、さらに、高齢者医療費の高騰を危惧する県内外の自治体がこれを導入したことなどがあげられます。このように、本事業は「学」「産」「官」「民」の珍しい成功事例として知られるようになり、現在、全国的な広がりをみせています。さらに、欧米諸国のみならず、 10年後には深刻な少子高齢化を迎える中国や韓国などアジア諸国の研究機関からも共同研究の申し込みがあるほどです。

そこで信州大学は、予防医療とその関連分野の研究者を結集し、より高度な科学的証拠を10万人規模で蓄積するともに、それらをもとに世界をリードする人材の輩出をめざしております。すなわち、平成20年度に実施される医療制度改革に伴って、「医療」が治療から予防へ大転換する中、現場の保健・運動指導に役立つ「人材」と「情報」を提供することは、信州大学の重要な責務と考えております。 この本を読まれた多くの方々が、本事業に参加されることを願ってやみません。

【参考文献】

1)寺沢宏次、能勢 博:どんとこい熟年 オフィス・エム、長野、2000.

2)岩下 聡、能勢 博:熟年体育大学 実践マニュアル オフィス・エム、長野、2003.

3)根本賢一、能勢 博:10歳若返る!「インターバル速歩」の秘密 こう出版、東京、2005.

4)American College of Sports Medicine : ACSM’s guidelines for exercise testing and prescription 7th edition, Lippincott Williams &Wilkins, Philadelphia, 2006.

5)American College of Sports Medicine : ACSM’s resource manual for guidelines for exercise testing and prescription 5th edition, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia,2006.

6)Astrand PO and Rodahl K:Textbook of work physiology , Physiological bases of exercise 3rd edition, McGraw-Hill, New York,1986.

7)能勢 博:Ⅳ運動・体力の生理学.本郷利憲ら監修、標準生理学、医学書院、東京、p851-861,2005.

8)岡崎和伸、源野広和、森川真悠子、能勢 博:運動基準・指針を生かす個別プログラム.体育の科学56:627-634.

9)運動所要量・運動指針の策定検討会:健康づくりのための運動基準2006~身体活動・運動・体力~報告書.2006.

10)運動所要量・運動指針の策定検討会:健康づくりのための運動指針2006~生活習慣病予防のために~<エクササイズガイド2006>.2006.

11)松本市熟年体育大学のホームページ http://www.jukudai.com/

12)NPO法人熟年体育大学リサーチセンターのホームページ http://www.jtrc.or.jp/js/index.html

13)信州大学大学院 加齢適応医科学系独立専攻のホームページ

http://www.md.shinshu-u.ac.jp/karei/index.html

14)Nemoto K, Gen-no H, Masuki S, Okazaki K, and Nose H. Effects of high-intensity interval walking training on physical fitness and blood pressure in older people. Mayo Clin Proc,in press.

★監修者・著者プロフィール

監修者

能勢 博

(のせ ひろし)

信州大学大学院医学研究科加齢適応医科学系独立専攻スポーツ医科学分野教授

NPO法人熟年体育大学リサーチセンター理事長

医学博士。専門は環境衛生学、運動生理学、温熱生理学、運動トレーニング方法の開発。

著書に『どんとこい熟年』(監修)『熟年体育大学実践マニュアル』(共著)共にオフィスエム刊などがある。

著者
岡崎和伸
(おかざき かずのぶ)

信州大学大学院医学研究科加齢適応医科学系独立専攻スポーツ医科学分野助教授
NPO法人熟年体育大学リサーチセンター研究アドバイザー
医学博士。専門は運動生理学、環境生理学、特に、中高年の体力・健康づくりのための安全で効果的な運動トレーニング方法についての研究。熟年体育大学における科学的根拠に基づいた運動指導方法の構築のため日々活動している。

熟年体育大学
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能勢博/監修
永嶋秀敏/著

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能勢博/監修
寺沢宏次/著

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