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写真集『世界不思議人めぐり』発刊


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オビ

世界を旅して出会ったあんな人、こんな人。

グローバル世界って何のこと?と言うかの如く
総天然色の、剥き出しの、美しくも不思議な人々が語りかける。


  • 世界不思議人めぐり
  • 世界の彼方に、石器時代が生きていた!!
    秘境を訪ねた超ド迫力写真集!

    日本テレビ『スッキリ!』(2012年7月9日放送)にて本書が紹介されました!

  • 世界の秘境を訪ね歩き、貴重な生活文化を今も継承している少数部族をウォッチ。

    総天然色の、剥き出しの美しくも不思議な人々!

  • 唐澤昌弘 著
  • 2012年6月21日
  • A4判上製 172ページ
  • ISBN:978-4-904570-59-3 C0026
  • 3,800 円(税込価格4,104 円)

掲載国

シンシンの パプアニューギニア

緑の魔境 イリアンジャヤ

輝く眼差しの国 インド オリッサ・チャッティースガル

アジア最南西 神秘の国 イエメン

黄金伝説とドゴン族の国 マリ

美しいビンバ族とヴィクトリアの滝 ナミビア~ジンバブエ

大地溝帯に生きる 南エチオピア

 

シンシンのパプアニューギニア

 

アサロのウオシト族のマッドマンショー(パプアニューギニア)

泥を全身に塗り、泥の仮面をかぶって踊る。これは、昔土地を奪われた村で考えられたもので、おばけ(亡霊)に化けて敵を攻めたところ、土地を取り返すことができたことから始まった踊りだそうだ。

 

【はじめに】 から

出国スタンプは、もう百回以上押してもらったか。幾つになっても、あのゲートをくぐると気分は軽くなる。

私の旅の目的は写真だ。写真専門学校に行きたかったくらい写真が昔から好きだった。泊まりはテントでも、食事はインスタントでもOKだ。その代わり、写真は撮りたいのだ。首からカメラを下げて、ここだ、と思った瞬間をシャッターで切り取る。一つの旅に持って行くフィルムは何十本にもなり、そのすべてを現像し、プリントし、アルバムに整理し終えるところまでが私の旅だ。そのアルバムもすでに百冊以上になった。

アメリカからヨーロッパはつまらなかった。1ドル360円時代の頃の、日本人に対する差別はどうもいただけない。そこで、その後、アジア、中東、アフリカへと足は向いた。いわゆる「都市」ではないところ、めったにツアーでいかないところがおもしろい。

私の行くところはほとんど言葉が通じないところばかり、挨拶程度の現地語しかわからない。できるだけ素顔の暮らしに入りたくて、子どもに近づき、大人にも笑顔で迫る。そんなスナップにはなかなかいいものがある。

しかし、写真といってもけしてむやみに撮るわけではない。目標は、人、市場、旧戦場、動物……決して観光地ではないからかえって難しいが、よそいきの見せかけのものではない日常を切り取れたとき、私はワクワクする。これだから旅はおもしろい、と思う。

今回は裸族というくくりで、人間の中にこんな不思議な人がいるのか、という写真を集めてみた。この宇宙衛星や原子力の時代に、未だ石器時代の人々がいるのだ。イエメンの建築美、マリのドゴン族の踊り、ナミビアの動物などもとりあげてみた。

パプアニューギニアのシンシンは文化遺産であり、決して彼らが裸族でないことは彼らの名誉のために記しておこう。

世界には裸族は多い。私の力ではとても全部は撮りきれない。取り上げたのは有名な種族ばかりだが、彼らの生きざまの一端を見て欲しい。そこには現代社会に生きる私たちが失くしてしまった「生きていく」ということの大事なものがあると思う。

著者紹介

唐沢 昌弘(からさわ まさひろ)

1942年、中国四平省に生まれる。大学卒業後、会社勤務を経て上田市塩田平にて山野草園「前山グリーンガーデン」を開設。そのかたわら世界の秘境を訪ね歩き、写真撮影と不思議発見の旅を続ける。
旅の先々で発見したものや趣味のコレクションを展示した「T.museum」を開設している。

著書に『さようなら丸窓電車』、『なつかしの上田丸子電鉄』(共著)、『你好満州』がある。

1件の読者の声 »

ページをめくり始めて、思ったことは、本当にド迫力の写真だということ。

シンシンのパプアニューギニアの写真からは現地の音が聞こえてきそうでした。

自分とまったく違う国の違う生活をしている人々の人生まで伝わってきそうな顔のしわがいい味だしています。

とくに、59ページのボンダ族のお婆ちゃんの表情はいいです。
あと、129ページのナミビアのヒンバ族の女性の表情からは、
ちょっとしたエロスも感じさせるものでいい写真だなと思いました。

現地に行って、自分も体験しているかのような空気感、においまでもが伝わってきそうでした。

自分が現地に行くことはできませんが、この本で、あたかも自分が旅行をして、その土地に行っているかのような体験をしている気分になりました。

すごい写真集です。

本という媒体のすごさをあらためて感じさせる作品でした。

ありがとうございました。

Comment— 2012 年 8 月 1 日 @ 10:14 AM


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