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信州・ラーメン無茶修行


矢嶋健一/食・著

装幀:原山尚久

1999年12月刊
四六判・208ページ
本体価格1,429円+税
ISBN4-900918-28-8

何の因果か知らないが
長野県中の100軒のラーメン屋を食べ歩いた
ビンボー暇ありオトコの悲しくもおかしい
「無茶修行」の一部始終

品切れ



★著者プロフィール

信州のラーメン本史上、初の無茶企画!

ケニー矢嶋こと矢嶋健一に出された指令は…
「信州のラーメン屋、一〇〇軒回って食って書け!!」

ケニー矢嶋デス
“んな無茶な……”

不幸にもビンボーな上にヒマだけはあった矢嶋は、ある日過酷な無茶修行の旅に出る。南北に長く、山と谷が阻む信州のラーメンロードを、ひたすら食って食って食いまくった70日。胃袋で書き上げた修行本第1作! 行間ににじむ矢嶋の青春が泣かせて笑わせます。

もくじ

プロローグ:ビンボー暇ありオトコの苛酷な夏がいま始まろうとしていた…

ROUND1●風に吹かれて北信濃
【気分は食いしん坊バンザイ!?】

季節はギンギラギンのミッド・サマー
海へ! 山へ! ビアガーデンへ心ウキウキ!
……なはずのこの時期に
何が何でもラーメン食いに
行かなきゃなんねー
ラーメン100軒、ラーメン100軒……
引き受けてしまったものの
早くも心はズッシリ重い……
とりあえず
暑さ凌ぎに少しでも北へ行ってみっか!

爽やかな風、温泉、人情……で、グッド・スタート
北の街にみる、何だか心温まっちゃう味
パワーの源はラーメンにあり?元気でおもろいオヤジの店
地域密着型、ほのぼの・ちゅーちゅー・クラクラ食堂
信州中野式、オリジナル麺三番勝負
「ローカル線の小さな旅」幻想こっぱみじん

ROUND2●哀愁の長野市北部
【ラーメン食ってふるさとに涙する…】

かつて、己の住処である長野市のラーメン屋の「味」にこだわったことは一度もなかった
この機会にじっくりと味わってみようではないか、と周辺の探索に乗り出すことにした
しっかしどーでもいーけどアッツイんだよねぇー

蕎麦屋の真髄はラーメンにあり……か!?
欲望渦巻く街、そこはラーメンの坩堝
「知らぬはモグリ」の人気店!?
「ザ・人生劇場」なラーメン屋

ROUND3●冴えまくり長野市南部~上山田
【味覚・嗅覚 絶好調モード突入】

「む? このスープのベースは……」
ビンゴ! 大当たり! ってな具合に味を楽しむ余裕も出てきた
我ながら、味覚・嗅覚ともスルドサを増したような気が…
だが、1日2食を毎日続けることがいかに困難かということもわかってきた
まー、いろいろ考えててもしょうがねー
生ビールでもカッ! とあおって、うまいラーメン探しに行くぞー

古くてもいい、地味でもいい、うまけりゃいい!
温泉街のラーメン、侮るべからず

ROUND4●灼熱の上田~佐久
【暑さにマケズ・・・】

暑い暑いと言いながら、冷し中華には目もくれず
というより、目をくれることを許されず
気がつけばラーメンを食べている自分がいる
ここ1ヶ月、ラーメンとアルコール以外ほとんど口にしていない……
これで酷暑を乗り切れるのか? 一体俺はどうなる?
という不安を抱えつつ、今日もまた車を走らせラーメンを食らう

気怠げな小諸で発見! デカい・安い・懐かしい味
チャーシューフェチよ いざ、佐久へ!
半生モグモグ焼きそばにみる上田市民の嗜好
麺に、スープに、品書きに、そのこだわり味わい深し
捨て鉢男を救った「こりゃええわ」な店
秘密ラーメン屋潜入!

番外編●無茶修行in京都/トコトントンコツな夜
京都で目の当たりにした「京都ラーメン」とは?
衝撃の事実(?)がいま明かされる!

ROUND5●さまよえる安曇野~木曽
【もはや胃袋は阿鼻叫喚!】

季節は秋に入り、少しずつ生ビールが似合わなくなってきた
ここで問題なのは、ラーメン啜る勢いをどうやってつけるか!
……とりあえず、胃薬飲んでから考えっかな~
胃薬を常にフトコロに忍ばせるようになったのもこのころである

「ミスター笑顔爽やか君」な店主たち
米どころ安曇野でも麺を食い
食えねぇモンで金とるな! 怒りの三連チャン
天国から地獄へ真っ逆さま

ROUND6●地を這う松本
【酒でも癒せぬラーメン地獄】

久方ぶりに訪れた松本で、昔の想い出に浸る……のも束の間
胃薬ももはや効かなくなってきた
どう考えてもマトモじゃねーぞ! 体調悪いのは酒のせい?
いや、ラーメンばっかり食わねばならねぇのがいけねんだぁぁぁぁぁぁ~!

やっぱりラーメンは庶民の味方であ~る
ウロウロ歩けば必ず出会える個性派の味と客
恐るべし! ホッピータウン
口コミは信用に足るか否か!?
ドライブがてら、温泉がてら、ラーメンのスープはガラ…

ROUND7●突き抜けて南信
【暗闇のむこうに希望の光は見えたか!?】

サウス!
ノーザン・エリアに暮らす俺にとっては未開の地
まだ見ぬ何かに出会えるのではという期待に胸は高鳴る
が、胃腸の赤ランプはすでにチカチカ点滅状態
頼む、最後にいい思いさせてくれーと、気力をふり絞り、いよいよラスト・スパート

初のお泊まり修行、吉と出るか凶と出るか
ラーメンVSローメンの仁義無き闘い
タクシー運ちゃんご推薦。諏訪湖畔で味比べ
ソースカツ丼の誘惑に勝てるかin駒ヶ根
苛酷な修行の終焉は見るも聞くも涙!?

疾風怒濤の勝手にBEST3
薄味さらさら系/味に歴史あり/正統派中華そば/中華料理系中華そば/インパクトおやじ/二日酔いもぶっ飛び

SPECIAL PHOTO COLLECTION PART1/PART2
特別撮り下ろし Kenny YAJIMAの温泉写真館

エリア別索引

エピローグ:そして、一〇一杯目のラーメン屋

【プロローグ】

ビンボー暇ありオトコの苛酷な夏がいま始まろうとしていた…

初夏のある日。
冬に稼いだ僅かな金も底が見え、「さてこりゃ一体どうすんべぇ?」と、思い当たるスジに片っ端から電話をかけていた時であった。先方は出版社オフィスエム。
「何か、仕事ねぇですか?」
「……う~ん、考えとくよ」
一週間くらい経っても何の音沙汰もないので、もう一度連絡をしてみた。
「どうなりました?」
シャチョーのTさんは、意味ありげな含み笑いのもと、
「あるよ」
やたっ!
「ラーメン屋一〇〇軒まわって本書くっていうの、どう?」
「エ~ッ!」

……「エ~ッ!」だよ!
食事と言えば日に一合半の胚芽米で凌いでいるだけのこの俺には、ラーメン屋を一〇〇軒まわるという事はあまりにも、あまりにも果てしない事に思えた。
一人で一〇〇軒?
しかも長野県中だって?
気分は「無茶修行」なんてもんじゃない。
「ラーメン一〇〇軒? ふざけんな!」
だが……。
このままグダグダ言っててもしょうがねえ。背に腹はかえられない。何よりこの景気の悪いご時世にこの素晴らしい企画、誠にありがとうごぜえやす! 腹をくくって、「では、行ってまいりやす……」と股旅ならぬラーメンど素人、一体どこへ行くのやら……。

★著者プロフィール

矢嶋健一(やじまけんいち)

生年月日:1967年8月30日生まれ

職業:フリーライターかつミュージシャンたまにDJ
長野の老舗ロックバンドSO-DOのギタリスト、かつJAMTARTSというユニットのボーカル。県内外でのライブ多数。FM善光寺にて音楽番組のDJをしていたこともある

主な作品:『DON’T COME HOME TOO SOON』
唯一の著作であり代表作。イングランド及びスコットランドでのサッカーとクラブびたりの日々を綴った「名著」。5,000円(税別)という勇気ある頒価設定でも局部的に話題を呼んだ

好きな食べ物:魚類、酢の物

取材の4道具:貰いもののタオル、どこでも売ってるメモ帳、誰でも持ってるボールペン、借り物のカメラ
7つもない。後半はこれに胃薬が加わることになる

趣味:海釣り、サッカー観戦、フットサル

特技:泥酔 詳細は本書にて

司令:県内のラーメン屋100軒まわれ、そして食え
編集部から提供されたのは、ほんの数軒の口コミ情報のみ。あとは、自分の足で稼げ、とにかく食べろ

その他特記事項:味覚には自信あり あくまで本人談

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