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坂田静子さんと『聞いてください』が長野資料室ニュースに掲載されました

自然エネルギーへの転換を求める運動を行っている【長野ソフトエネルギー資料室】
機関紙「長野資料室ニュース 第82号」 6月21日発行に坂田静子さんと『聞いてください』について掲載されました。

寄稿されたのは本道多加子さん。坂田静子さんと一緒に反原発運動に関わった方です。

長野ソフトエネルギー資料室と本道さんの許可をいただき、紹介いたします。

天国の坂田静子さんへ

前文ごめんなさい。
大変なことが起ってしまいました。

坂田さんが居られる天国へも東日本大震災、福島第一原発事故のことが伝わっているでしょうか?チェルノブイリ原発事故と同じレベル7です。

坂田さんが1977年から書かれたミニコミ「聞いてください」4号の中で、「日本は地震国、大地震で電気が止まったら、ものすごい高温で核分裂している原子炉を冷やす緊急冷却装置が働くだろうか」と心配されていましたね。
また、16号では「もし日本で炉心溶融が起ったら…」と、東海村と首都圏までの地図が掲載され、深刻なことの予想が指摘されています。

今回はその憂慮が福島第一原発で本当になってしまいました。1.2.3号機はメルトダウン。1.3.4号機は水素爆発で建屋が大破。漏出放射能物質は85万テラベクレルと発表しましたが余りにも大きな単位で…。
事故から3ヶ月経ちましたが、収束への工程は遅々として進みません。毎日のニュースに釘付けです。

坂田さんの提唱で始めた「脱原発共同学習会」も5月で144回になりました。3月以降大勢の参加があり、今回の福島第一原発事故の深刻さに皆、どうしたらよいかと心配で参加したのではないかと思います。

毎年、原子力の日(10月26日近辺)で開いている「脱原発in信州」も続いています。昨年の講師は西尾獏さんでした。
チェルノブイリ原発事故から25年目の4月26日には、県内脱原発10団体で県環境部へ「エネルギー政策見直し要請」。国と中部電力へは「浜岡原発停止」要請。県危機管理部へ「放射能物質の観測や検査体制の充実を要請しました。

中部電力への要請時にオール電化(IHヒーター)の導入数の質問の答申は、平成12年から22年の10年間で400万KW、なんと原発4基分です。IHヒーターは消費電力や電磁波など問題ありで「オール電化キャンペーンにノーを言いましょう!」を広めたいです。
条件付ですが菅総理より浜岡原発停止の発表があり、現在中部電力は定期検査もあり3.4.5号機(1.2号機は廃炉に)全てが停止していますが電気は足りています。
これから暑い時期になり、節電を官民が呼びかけていますが、「やはり足りないから原発は必要だ」と刷り込まれないようにしなければと話し合ったところです。

坂田さんは、もの言えない子どもたちの命のために最後まで、脱原発を訴え続けられました。本気の人にはまわりもついて行きます。私もその一人でした。

1999年に坂田悠子さん、雅子さん、敬さんが発行された「聞いてください」は、今こそもう一度読みたい、回りの人たちにも読んでもらいたいと思っていましたところに復刊『脱原発への道しるべ 聞いてください』がオフィスエムから発行されました。
天国にも1冊お送りいたします。
そちらでは、松岡信夫先生、高木仁三郎先生、久米三四郎先生方と円卓会議をされておられるのではないかと想像しています。

それでは失礼いたします。

本道 多加子

[長野ソフトエネルギー資料室]事務局
〒382-0077 須坂市北横町1283-4




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