1997年7月30日発刊
A5判・160ページ
本体価格1,619円+税(税込1,700円)
ISBN4-900918-12-1 C0036
【全国学校図書館協議会選定図書】
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世界を震撼させたチェルノブイリ原発事故から10年後
ベラルーシへ旅立った10人の高校生による
スタディーツアーのレポート
17歳のみずみずしい感性が見た・出会った・考えた
「最後の夏休み」の青春記
なぜ、この本をつくる気になったかというと、多くの人にチェルノブイリ原発事故問題を知ってもらいたかったからです。私たちの見てきたこと、感じてきたことはすべて本に載せたつもりです。私たちなりの尺度でこの本をつくりました。本を読んで頂ければわかる通り、文章は下手くそです。こんな文章能力で本を出版するとは、恥ずかしいかぎりです。それでも下手なりに、一生懸命書いたつもりです。(あとがきより)
1986年4月26日、旧ソビエト連邦ウクライナのチェルノブイリで原発の爆発事故が発生した。
事故により放出された放射性物質は北半球全体の環境を汚染した。風に乗って運ばれた放射性物質の多くはベラルーシ共和国に落ち、広範囲の畑と放牧地が捨てられた。
空から落ちた放射性物質が汚染地の人々の体に様々な影響を及ぼすであろうことは当初から予想されていたが、事故から10年経った1996年4月、事故の影響で汚染地の小児に甲状腺癌が多発していることがWHO等の国際機関によって確認された。
また、同じく汚染地の児童の免疫能に異常が起きていることもチェルノブイリ・エイズという名前で広く知られるようになった。
しかも治療を行うベラルーシの医療施設のレベルは日本の60年代と同じ程度で、急激に増える疾患に対して十分な治療ができない状況にある。
危機に晒されている小さな生命を救うために、早期発見・早期治療によって治療効果をより上げることと、現地の医療機関の治療技術を底上げすることが今求められている。
(日本チェルノブイリ連帯基金)
ロシア・ベラルーシ・スタディーツアー実現の経緯
松商学園高等学校放送部顧問・金井貞徳
スタディーツアーの行程
岡本佳央
写真が語るベラルーシの大地と人々
三六十度の地平線/サマショールの村へ/限りある物の中で生きる/菅谷先生のき方/ベッドで微笑んだ子供たち/私たちにできること/温かい歓迎
ビデオ作品『心の架け橋』制作ノート
スタディーツアー参加・放送部員プロフィール/『心の架け橋』制作日誌
ぼくたちが見たベラルーシの〈光と影〉
強制退去の村「セブロビッチ」
空っぽな村/たとえ汚染されているにしても……/故郷を忘れられぬ老人/誰も攻撃してこない村/焼き払われたサマショーロの村
チェチェルスクを訪れて
美し過ぎて……/忘れられない笑顔と手のぬくもり
ゴメリ州立病院を訪れて
みんなひたむきに生きていた/私を見つめた子供たちの目/白血病の子供を前にして/大きな十字架を背負わされて
現地の人々との交流
「将来、夢はありますか?」/全ての人にスパシーバ/You are our brother
スタディーツアーを終えて
この旅から学んだこと/アジアの一員として/この悲劇を二度と繰り返さないために/たくさんの出会いから/人生の軌道修正をした菅谷医師/またいつの日かベラルーシへ
菅谷昭医師を訪ねて
右手に現実、左手に夢を(金井貞徳)
地道にスローリー・スローリー/日々の努力は患者さんのため…/「自分の死」から考えた菅谷先生/様々な障害を越える人
●菅谷昭先生インタビュー『地球市民としての僕の生き方』
インタビュアー:高野啓司・佐藤晃一
高野君と佐藤君のベラルーシ再訪
アンドレイ君の末梢血幹細胞移植に立ち会って
「命」の重さを間近にして(高野啓司)
医療支援プロジェクトを終えて(佐藤晃一)
松商学園放送部のみなさんへ
特別寄稿・ひとつの命にかかわるということ(JCF理事長代行・高橋卓志)
二十一世紀を背負う皆さんへ(通訳/サーキャン・リュドミラ)
日本の友へ(ミンスク外国語大学生/シュクロボット・ナターシャ)
あなたたちの将来に期待します(ゴメリ州立病院小児血液病棟主任/シュミヒナ・タチアナ)
親愛なる日本の高校生の皆さんへ(JCFモスクワ事務局員/モチャロフ・ミハイル)
松商学園高校の素敵な皆さんへ(JCFミンスク事務局長/杉浦聡)
「松商学園高校放送部有志チェルノブイリ被災地への交流と取材の旅」についての報告とお願い
播かれた麦を教材に
松商学園高等学校校長・丸林一富
真実を見つめるということ
金井貞徳
多くの人たちに真実を・あとがきに代えて
ロシアあれこれ【前田ちなつ】
旅と出会いと【金井秀樹】
新聞からSCRAP1~5
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