ご案内


風と土のソムリエ

風と土のソムリエ

農業系ソムリエ 高野 豊 著
本体価格円2,300+税(税込2,415円)
2009年11月 発売

世界から注目を集めている信州ワイン。
その魅力をソムリエ高野豊が指南します

絶賛好評発売中!!

「ワインの舞台裏がわかる!」「ソムリエならではの話が面白い!」

[詳細を見る]


12月の作品

 width=


そして、つづく
冬光りの中で
見慣れた風景
誰が為に泣く

私は本を閉じて、また開く            絵と文:田之上尚子



筑紫哲也さんが選ばれた『詩集 恋人にするなら』(手仕事屋きち兵衛)


筑紫哲也さんが亡くなって1年が経ちました。いわゆる筑紫本が、いま売れているようです。筑紫さんがジャーナリストとしての枠を超えた存在だったことを物語っていると思います。
その内の1冊『筑紫哲也 永遠の好奇心』(朝日新聞出版)に、筑紫さんが肺がんを宣告されてからの、最後の日々を綴ったノート「残日録(抄)」の2月10日付に、小社発刊の詩集『恋人にするなら』(手仕事屋きち兵衛)が「私が選ぶ10冊」に選ばれていました。
その、2月10日を以下にご紹介します。

前略
お申し越しの「私が選ぶ10冊」のリストをお送りします。/私たちの国では詩人(歌人やソングライターもふくむ)に対して与えられて当然の評価や位置が与えてられていないことへの抗議と自己批判をこめて作成しますと、こんな10冊になってしまいます。/よろしく。
1 茨木のり子『椅りかからず』(筑摩書房)
2 山之口貘『山之口貘詩集』(現代詩文庫 思潮社)
3 寺山修司『寺山修司全詩歌句』(思潮社)
4 吉野弘『贈るうた』(花神社)
5 竹内浩三『竹内浩三全集1 骨のうたう』(新評論)
6 手仕事屋きち兵衛『詩集 恋人にするなら』(オフィスエム)
7 川田順『歌集 宿命』(短歌新聞社)
8 工藤幸雄『十一月 ぼくの生きた時代』(思潮社)
9 姜琪東『身世打鈴』(石風社)
10 井上陽水『心もよう』(メディアファクトリー)

そんな折、奇しくも詩人の谷川俊太郎さんの「詩はどこへ行ったのか」というインタビュー記事が『朝日新聞』に掲載されました。その見出に、詩は、「漫画にコスプレに薄く広がった詩情、金や権力になじまぬ」「割り切れなさ奪う言葉のデジタル化、音や手触りが重要」とありました。これは詩人の側からの、いま詩が置かれている状況の痛切なまでのメッセージであり、筑紫さんの、詩が与えられて当然の評価や位置が与えられていない、という言葉と深く重なっているように思います。
その筑紫さんの最後の「私が選ぶ10冊」に小社の『詩集 恋人にするなら』が選ばれたことに、深い感銘を覚えずにはおられません。合掌。


11月の作品



まだ、道の途中に

そこからも ここからも
記憶が 飛び出してきそうだ、本というものは
秋の隙間から
斑模様の光をあびる            絵と文:田之上尚子



10月の作品


隙間

時は、刻々と過ぎる。
窓辺で、それを読む。
風が、たまには外をご覧と言うと
私はいつの間にか眠っていて
そんな日もいいね、と 太陽が沈んだ。      絵と文:田之上尚子


9月の作品



ちいさな

近づく秋は
枯葉のかげ うすい雲の兆し
冷えた朝のにおい

昨年読みかけた本にはさまった 押花      絵と文:田之上尚子


8月の作品



間奏

ある、夏の夜に
一通の手紙が 届きました。

「あなたと出逢えたことは
幸せ以外の 何ものでも ありません」

ひとすじの、星が流れて
その夜も 更けていきました。      絵と文:田之上尚子


7月の作品



日々

読書の好きな 友人が云った。
「椅子に本棚がついてたらいいのに」

ーでもさ、そうすると 君の友達がたくさん来た時に
椅子を動かすのが大変だろ?

「そうか・・・」君は少し考えて、

「じゃあ 椅子のついた本棚をつくればいいね」   絵と文:田之上尚子


さくらいしもん『やまもりきっさのなか』展

ようこそ!『山』と『森』と『喫茶』の中でみつけた世界へ
日時:2009/07/18(土)〜8/31(月)
8:30~22:00 年中無休
場所:戸隠高原 喫茶ランプ

アーティスト・さくらいしもんさんの個展の案内です。
幻想的でメルヘンなタッチでありながら、確固とした唯一無二の世界を覗いてみてはいかかでしょう。


6月の作品



人待ち顔な

季節である。      「編集長の photo note より」


絵と文:田之上尚子


Page 2 of 4«1234»