厳冬期。
もうあまりにも寒い日が続いて「ぐぅ」の音も出ません。
たまには、やけ酒をあおるような気分で?雑文を少々。

NHK教育Eテレで「おさるのジョージ」というアメコミ風のアニメを放映していますが、わが家でもすっかり子供に大人気。
先日、私が「おさるの情事か。なんかすごそうやなぁ」と、言葉遊びのつもりで呟いてみたのですが、家族一同にシカトされました。
みなさん、いわゆるイジメにおいても、一番残酷な仕打ちは何だか知ってます? そう、それは「無視」なんですね。打てども打てども響かない虚しさ。
まぁ、そんなことはともかく。

今年に入ってから、困ったことに気になる新刊が相次いで発刊されています。
信州の厳しい冬にも負けず劣らずのお寒い私の財布事情。
家内の目を盗みつつ、アマゾンでぽちっとやっています。
まったく、あの「ワンクリックで購入」機能は、非常(非情)に魔が差しやすくて便利で厄介。不可抗力なシステムですね。

その中でも一晩で一気に読ませて、翌日寝不足にさせられた「罪」な本を3冊ほど。備忘録的に。

①『小商いのすすめ〜経済成長から縮小均衡の時代へ』著・平川克美(ミシマ社)
前著『移行期的混乱』でも、「脱経済成長」的な論考を展開していた著者。
3・11以降の日本と私たちの在り方について、どこかで聞いたような借り物の言い回しは一切使わず、平易で血の通いまくった文章が本編を貫いています。なかでも、最も印象に残った言葉は「身の回りの人間的なちいさな問題を、自らの責任において引き受けることだけが、この苦境を乗り越える第一歩になる
」。
この本が、2012年のベストセラーランキングの上位に入ることを願いつつ、もしそうなれば、この国の先行きも暗いだけではないのかな、と思わせる名著でした。

②『計画と無計画のあいだに』著・三島邦弘(河出書房新社)
上記した『小商いのすすめ』を出版した版元「ミシマ社」の社長による、現在進行形の会社起業やりくり奮闘記。
モットーは1冊入魂。月一度の発刊ペース。取次を介さない直接取引のみ。といった独自の手法で、閉塞感漂う出版業界に、疾風のごとく登場した話題のミシマ社。
何よりも感銘を受けたのは、著者と編集者間に生まれる「熱」を何よりも大事にし、その「熱量」を下げないまま読者に届けるにはどうするかを絶えず試行錯誤している姿勢。
その過程をくまなく紹介した本書は、冬の夜長に冷気漂う寝室を、サウナのようにホットにしてくれました。エムも学ぶべき(真似じゃないですよ)ところは多いよなぁと感じさせてくれた、これまた良書!

③『グレイトフルデッドにマーケティングを学ぶ』著・デビッド・ミヤマン・スコット(日経BP社)
時は1960年代。アメリカはサンフランシスコ。カウンタカルチャーの申し子、ヒッピーバンドの草分けとして有名な泣く子も笑うグレイトフルデッドのマーケティング論(随分と乱暴なまとめ方かもしれません…)。
その音楽には、学生の頃から慣れ親しんできましたが、デッドとマーケティングがどう繋がるのか?と期待を胸に本書を手に取ってみると……、
ビジネス書的には、インターネットが普及するはるか昔から、ユニークなビジネスモデルを実践していたところが本書の肝のようですが、個人的に心惹かれた部分は、「ライブでの録音は自由、その音源の流通もフリー」といった、先ほどのミシマ社にも通じる、ファン(読者)との間に顔の見える関係を築き上げた、常識にとらわれない柔軟な発想。
それにしても、本書の序文を書いている糸井重里さんの視点は、いつも慧眼で感心することしきりです。

以上、真冬の夜長に、言うに事欠いてのひとりごとでした〜。


2012年がはじまりました。
新年あけましておめでとうございます。

2011年は人類史的に見ても、取り返しのつかない歴史的な事件が起きた1年でしたが、個人の実感としても、今まさに時代の変革期を生きていることを感じます。
これまでに疑いもせずに当然と考え、依拠してきた価値観や常識が、本当に信用に値するものなのかを見極めることの重要性を感じます。そのためにはいつも脳と心の感度を高めた状態に保ちながら、不測の事態に備える。若い世代や子どもたちが、少なくとも過剰な不安を抱かなくてもすむ社会を時間をかけてでも築いていく、彼らがわずかながらでも希望を持てる社会だと、胸を張って言える社会とは何なのかを本気で考える。
殊勝ながらもそんなことを新年に際し、ぼんやりと考えていました。
大きな視点を持ちつつ、身の回りで自分にできることを粛々と遂行する。バランスに気を配りながら、朱に交われど染まらず。
なんだかちょっときな臭くなってきましたが、言うは易く行うは難し。思い立ったら行動、実践あるのみ。といったところです。

年末にフェイスブック上で見かけた奈良在住の旧知の友人にメールを送ったところ、以下の内容の返信が届きました。

やぁ、カモちゃん。大変な時代になってしもたね。
もう本当のことしか通用しないよな。
少なくとも、もう適当な人生は送れない。
なんとか、すこやかに。しぶとく。
生きて、生きて、生き抜いていこう。

こども、かわいいやろね。
こどもが生きる世界、将来のコト考えたらたまらんね。
今からやれることやっていこう。

フェイスブックは登録はしてますが、ほぼ席を置いてあるのみの状態。
でも、今回のように久しく会っていない友と思わぬ連絡がとれたりするのは、いわゆるSNSの利点ですね。
そして、何よりこういう真摯な内容のメールを送ってくれる友人がいること自体、有り難いと感じた年始でした。

とまぁ、いささかとりとめがなくなってきましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

最後にちょっとオマケです。
2011年の暮れギリギリに個人的に参加しているバンド、ボスダブが自分ら名義では初のフルアルバム『風街日和』を発売しました。
メンバーは私を含めて長野市在住(それぞれ県外出身者ですが)の4人組編成。
日々の暮らしから生まれた透明感のある女性ボーカルが澄み渡る、いわゆる「ウタモノ」な内容のアルバムです。
気が付けば活動歴14年。人生の折り返し地点を差し掛かった中年の悲哀が満載!?の粒ぞろいの12曲入。2500円です。
ジャケットは銅版画家の中村真美子さん。マスタリングはwater water camelの田辺玄さんにやっていただきました。

基本的に手売りですが、長野市ネオンホール、須坂市はヤンネ等で扱っています。取扱店も募集しています!
どこかで見かけた方はどうかご贔屓に。気になる方は私に直接どうぞ!

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昨晩、SBCスペシャル『ふつうがモーレツ・漫画家ながはり朱実の子育て』が放映されました。
取材と称して番組ディレクター野沢さん、カメラマン原さんが、拙宅にはじめていらしたのが、9月のはじめ。そう、1歳の長男、佑(たすく)の誕生日だったと記憶しています。
当初は見慣れないカメラや機材に戸惑いながら右往左往するばかりの私たちでしたが、そのうち少しずつ慣れてきて、レンズを意識せずに普段通り振る舞えるようになりました。
それというのも、後から考えてみればディレクター野沢さんの「被写体に気を許させる」「撮影を意識させない」フトコロの深さがなせる技だったのだと思います。いやぁ、さすがです。
さすがなんて言うのもおこがましいのですが、ホントに、撮影が進行するに連れて野沢さんの(決して土足ではなく、そのさじ加減が「ほどよい」のです)気持ちを込めて被写体に入りこんでる姿勢に感心しきりでした。
また、カメラマン原さんのご家族のお話も面白く(ウチら家族じゃなく、原さんのお宅を番組にしたほうがいいんじゃないかと思ったくらいの波瀾万丈ぷりでした)、その気さくで陽気なムードメイカーぶりにも大いに助けていただきました。

番組としては一時間弱の長さ。しかし、テープを回した時間は何十時間にも及ぶはずです。その膨大な量のフィルムをすべてチェックして、編集、場面をつなぎ合わせて番組を形づくっていく…といった過程は、いくらプロフェッショナルと言えども、気が遠くなる作業だったと思います。
ナガハリが漫画家で家族をネタにしているということ以外、特に特色もない家族を番組にしていただいて放映されたことは恐縮しきりでしたが、単純に家族の記録として、これ以上立派なものは望むべくもありません。
制作していただいた野沢さん、原さんをはじめ、SBCさん、その他の関係者の方に心より感謝いたします。

番組終了後は、ナガハリの実家をはじめ、友人、知人からの連絡が相次ぎ、改めてテレビの影響力の大きさを感じました。
でも、おそらく何のことだかわかっていない子どもたちにしてみればいつもの夜。
その後「いつものように」子どもたちを風呂に入れ、「いつものように」寝かしつけたのが10時ほど。日常に戻ったのでした。
この先、私たち家族、生活の様子を今回のように赤裸々にお見せすることもそうそうないと思いますが、今後、ナガハリそしてウチら家族はどこに向かっているのでしょうか(脳内BGMは、ディランのblowin’ in the wind〜 そう、その答は風の中に舞っている〜)。

露出ついでに、先日近所の写真館で撮った、今どき銀塩の家族写真を一枚(この写真は自分たちで撮っているところを撮られたものです)。
いろんなポーズで四枚撮った仕上がり写真は、モノクロになってクリスマスにわが家に届く予定。
撮った後にすぐに見られるデジタル写真もいいですが、この仕上がりを待っている時間というのもワクワクしていいものですね。

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今週の23日の勤労感謝の日、『信州木の葉図鑑』でもお世話になりました井田先生のお宅にお邪魔してきました。
飯山は戸狩在住のお宅は風情のある古民家で、なんと!築300年という年季の入りっぷり。
そして、雪深い飯山など北信濃のディープエリアで見られる「タネ」という、雪かきした後の雪を融かす池の泥さらいの作業のお手伝いと称して、伺ってきました。
行く途中の道すがらでも、車のタイヤをスタッドレスに代えているお宅や雪囲いに精を出す地元の方たちがあちこちに見られ、雪国の暮らしのシビアさを垣間見た思いがしました。
井田先生の教え子の学生さんや、近所の子どもたちも入り乱れて、賑やかな現場。
タネにはカエル、ヤモリ、ナナフシなどの昆虫がいて、子どもたちも大喜び。
私は、血気盛んな学生さんたちの邪魔をしないようにだけ気をつけながら、おとなしく作業?させていただきました。
お昼は、素朴な味わいのカレーライスをいただき、午後はタネへ続く水路の清掃。
水源へと続く里山をビーバー、チェーンソー、熊手、カマなどを総動員しての作業です。
私的には普段の運動不足がたたって、久々の運動にしてはちょっとハードすぎたようで、翌日、翌々日と体がまんべんなく痛い…という情けない有様でした。

当日の様子を写真でいくつか。tanesouji.jpg

家屋の裏にあるタネ。
子どもや学生さんたちはやはり元気。地味な作業も、続けているとナチュラルハイになります。

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ビーバーで刈った水路周辺の草を、熊手を使って集める。

これまた地味な作業。枯葉も散って、晩秋というよりはすっかり初冬の長野。
体調管理には気をつけて、この冬の厳しい寒さも乗り越えないとですね〜。


去る113日(木)文化の日に茅野市図書館にて『ちょうちょのりりぃ発刊記念イベントを開催しました。
図書館とエムの企画による読書フェスティバルイベント、その名も蝶からのメッセージ
地元茅野にはミヤマシロチョウを保全する会があって、その団体の会長の福田さんの発案によって、今回のイベントは実現しました。

午前は『ちょうちょのりりぃ』を読み聞かせで、午後はAFC昆虫生態学研究室・中村寛志教授の講演『チョウから地球環境を考える』の二部構成。
午前の部「オオルリシジミって何? りりぃに会いに行こう」では、先ずはじめに簡単なオオルリシジミの説明を江田さんにお話いただきました。かつては田畑を飛び回っていたオオルリシジミがなぜ、そして、どれくらい急激に減少したのかを 、メスシリンダーに飴玉を入れてわかりやすく解説。絵本の読み聞かせでは、パワーポイントを使って壁1面に映し出されたりりぃに、子どもたちは食い入るように見いっていました。
読み聞かせのあとは、作者お二人と進行係の私の三人で、絵本をワンシーンごとに資料写真を使ってふり返りました。
「羽根のこの部分の色合いは苦労しましたね〜」「脱皮のこの部分は何だと思いますか」など、客席を巻き込みつつ、制作秘話的な解説を加えての、ミニトークショーに突入。
イベントはじめに配布した「りりぃクイズ」の答も織り交ぜながらのトークは、終始なごやかな雰囲気で進行しました。(この時間帯が長すぎて、ちょっとだらけてしまったのが、今回の反省点です…)。
そして最後に、なごやかながらも、それなりに白熱した展開になった子どもたちお待ちかねのクイズコーナー。
史門さんはウクレレ、私が鳴り物で即席で結成した「りりぃ一座」で場を賑やかしながらも、子どもたちの真剣な眼差しとやる気が、がんがん伝わってきました。
そして、最後にジャンケンで優勝した女の子には、史門さんに書いていただいた、一枚限りの直筆りりぃイラストを謹呈。その他の参加した子どもたち全員にも、「りりぃ缶バッチ」をプレゼント。
私的には、純真そのものの子どもたちを見ながら、大人になってもこのイベントを1度でも思い出してくれればそれだけでうれしい……、などとささやかな願いを託しつつ、午前の部は12時に終了。

午後はAFC昆虫生態学研究室・中村寛志教授の講演『チョウから地球環境を考える』。
チョウの種類、個体数を調べることで、生息地の環境を知り、それが都市化や地球温暖化などの環境変化の指標となる。地元諏訪湖の水質汚染の度合いなどを例に出してながら、図説を用いての講演。
シンプソンの多様度指数や生物多様性での、地球を飛行機、生物をリベットに例えての「リベット主義」のお話など、こちらも平易に解説していただきました。この時は、地元「ミヤマシロチョウの会」の方を中心に、30名ほどの方が聴講。
今回のような子どもにも大人にも、蝶の専門家でも一般の方でも、絵本の読み聞かせなどを通じて、自然や昆虫の不思議な世界を楽しく触れていただく機会を作っていけたらと思います。

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原画展の様子
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開演前
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史門さんの即興イラストに食い入る子どもたち
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中村寛志先生による講演


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9月19日は、娘の4歳の誕生日。
プレゼントは、かねてからの念願だったピンクのドレスを購入(思いの外、安価で親は胸をなで下ろしました)。よっぽど気に入ったとみえて、四六時中身に付けたがっていましたが、19日は、なべくら高原での
森のわっこの勉強会「この木なんの木?〜森の木々となかよくなろう」に家族で参加予定だったので、なんとか説得して脱いでもらいました(汗)。

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エムから今年春に発刊された『信州木の葉図鑑』の著者、井田先生のナビゲートに従って、森の家周辺の森の中を、木々の名前を当てながら散策してきました。
緑深きブナの森は、雪深いこの土地で建築材や薪として使われ、昔から人々の暮らしと密接な関係があったそうです。根元は曲がっていても、豪雪に屈しないブナのしなやかな生命力は驚嘆もの。そして、その佇まいは柔らかく女性的で、妖艶な雰囲気さえも漂わせていました。

腐葉土が敷き詰められたフカフカの遊歩道を、2時間ほどかけて歩いた(『木の葉図鑑』風に言うと森ブラった)わけですが、参加者一同、大人も子どもも葉っぱ鑑定に夢中になって、「この葉っぱはシナノキ?」「ミズナラ?柄がが長いからコナラかな」とまさに「葉を見て、森を見ず」?状態。
信州はちょっと足を伸ばせば、アウトドア音痴の私でも気軽に楽しめる里山があるので、子どもたちの自然教育にはうってつけの場所だとつくづく思います。この地の利はホントに使わない手はないですね。ありがたい。

以下写真はその時の様子。
1歳の息子はホオの葉が気に入ったようでした。

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オオルリシジミの絵本『ちょうちょのりりぃ』。先日、めでたく入稿と相成りました。
著者の江田慧子さん、絵のさくらい史門さんには、半年以上にわたり制作のために労力を注ぎ込んでいただきましたが、それぞれの力量が存分に反映された、充実した内容に仕上がりました。

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この本の特色としてポイントは3つ。
①絶滅危惧種オオルリシジミをテーマにしている数少ない絵本。
②蝶の研究者である江田慧子さん(その世界では有名な方です)が、オオルリシジミのマニアックな世界を、幼い子どもでも読むことができる「絵本」というわかりやすい形で伝えたこと。
③主人公『りりぃ』の幼虫~成虫までの過程を、史門さんのニュアンスに富んだ絵を通じて、一見「物語絵本」のように見せながらも、生物学の学術用語もからませての「科学絵本」に仕上がったこと。

日本では、九州の阿蘇地方と長野県の一部(安曇野市、東御市、飯山市)でしか生息していない希少種オオルリシジミ。
それぞれの地域で、地元住民、自治体、愛好家の協力体制のもと、その小さな命が手厚く保護されています。
江田さんには、研究活動のお忙しい合間を縫って、安曇野、東御の保護区に何度となくご案内していただきました。おかげで私もそれまでその存在すら知らなかったオオルリシジミの特殊な生態について少しは詳しくなった、かな!?
オオルリシジミという蝶は、さなぎになって越冬する期間が10ヶ月にも及びます。そして、成虫になってからは10日から2週間の寿命といわれています。その短い期間に、産卵を繰り返し、はかない命を燃焼するわけです。その人生(チョウ生?)の濃厚さ、密度たるや尋常じゃないのではと、人間の尺度で勝手に想像するわけですが、ともかく蝶愛好家には絶大な人気を誇っているようです。

私も、取材に同行して、オオルリシジミが食草のクララの周囲を乱舞している姿を見ているうちに、その健気で可憐な姿に魅了されるようになりました。やはり本物は一見にしかず。
さらに今年はオオルリイヤーと呼ばれるほど、県内各地、特に安曇野でオオルリシジミの姿が新聞紙上に載ったりと、何かと話題になりましたね。

とにかく、自然にあまり触れる機会のないお子さんや親御さんには、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
発刊は9月1日。税込1260円。
発刊後は、絵本の読み聞かせ会や史門さんの原画展(これは実に見ていただきたい!)も年内に企画中です。詳細は追ってご紹介します。お楽しみに!


 お盆が過ぎて一気に秋めいてきて、いかにも信州らしいなぁと心持ち寂しく感じていた昨日……、ギターを片手に、新妻を連れて(新婚!)全国を日産キャラバンでツアー中の「風博士」から新譜アルバム「home」が届きました。

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今年の4月から7月にかけて、長野市に仮住まい暮らしでレコーディングしていたアルバムがこの「home」。
僭越ながら私も、4曲ほど参加させてもらいました。しかも、ジャケットは拙宅。裏ジャケのとぼけてホウキを掃いているのが杉さんこと風博士です。

我が家の写真をジャケットに使いたいと風博士に言われたとき、「もっと絵になる家族はいっぱいいるから紹介するよ」と応えたのですが、「美男美女ではない、いわゆる絵にならない家族を使いたいから!」と笑いながら言われました。「それならば」と初夏のある日の早朝に撮影を敢行したのですが、その時のアウトテイク写真も含めて、我が家の記録史的に貴重な宝物になりました。ありがたや、ありがたや。
しかし、こうあらためて見てみると、4人とも質素な服装といい、顔の作りといい、コテコテの昭和な雰囲気を醸し出してますなぁ。いやぁ、こっ恥ずかしいやら。まんざらでもないやら。

今年は春先から震災に関連するニュースを中心に、閉塞感、焦燥感に覆われた日々を過ごしてきましたが、この突然の贈り物はこの春から夏にかけて、それこそ風のように長野を通り過ぎていった杉山夫妻の爽やかな思い出として大事にしようと思います。まぁ、また逢えるけどね。10曲入、2300円。

気になる方はこちらまで風博士オフィシャルサイト→http://www.kazehakase.info/


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梅雨空けが待ち遠しいこの季節。
暑さはさほど苦にならない私でも、連日続く猛暑にさすがに少しばかり、心身ともに萎えてきています。
しかし、エムでは8月発刊の書籍が控えていて、ただ今急ピッチ(毎回そうですが)で編集中です。

その中でも今回ご紹介するのは、8月8日発刊の『ながはりさん家の子育て事情』。
現在、初校段階ですが、夏の盛りに、さらに暑さが増しそうな暑苦しい本?に仕上がって参りました。
まったくの手前味噌状態で恐縮ですが、著者のながはり朱実は私の家内でもあります。その彼女が今回、約4年近く朝日新聞長野県版に書きためた連載マンガエッセイ「手さぐり子育てライフ」をまとめたのがこの本。
ここだけの話、私自身も新聞紙上に載って初めてその内容を知ることがほとんどでありまして(要するに家族には事後報告ということです)マンガで描かれている通り、ナガハリという人間はよく言えば「細かいことは気にしない大らかな性格」、平たく言えば「大ざっぱで雑」な人間です。
その「いい加減さ」具合を皆様にお伝えできないのは残念ですが、たいがい大ざっぱな性格の私も悔しくなるくらいスケールが大きいですね。
とにかく、理屈では説明できないミステリアスなレディです(私も暑さで頭がおかしくなったのでしょうか)。

さて、肝心の内容ですが、新聞紙上に掲載されているマンガに加えて、連載コラム「飼い猫トノの俺にも言わせろ」やその他書き下ろし部分も満載です。
読者の方には、子育て初心者で人間的にもすこぶる未熟者の私たちの、空回りしながらも「子育て」に奮闘している姿を「しょうがねえなぁ〜」と見守っていただくなり、あきれるなり、あるいは、子育てに悩んでいる人ならば「こいつらでもできるんだから」と一瞬でも気が楽になってもらうなり、それぞれの立場から思い思いに楽しめるのではと考えています。「教訓、学び無し、メッセージ性のさしてない子育てマンガエッセイ、ひっそりと参上」といったところでしょうか。って著者を差し置いて、私が言うのもなんですけど。

ともあれ、この一風変わったテイストの「子育て本」をひとつご贔屓によろしくお願いいたします。
現在絶賛予約受付中です→http://o-emu.net/archives/8075.html 

また、発刊日に先立つ8月7日、須坂市「ヤンネ」にて発刊記念トークショーイベントを企画中。
こちらもまた、詳細が決まりしだいお知らせします。

最後に、久々に今日の名言。この本でもほぼ中心的な役割を担っている3才の娘編。

「お父さん、今年の夏は暑いねぇ」

うん、確かに。可愛らしいのぉ〜。
でも、何回目の夏やねん。

そして、もひとつオマケ。
いつだったか催されたニセ西城秀樹ショーで、チアガールに扮したナガハリ。

う〜ん。やっぱり、ミステリアス(アホは地球を救う?)。

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いつになく蒸し暑い日が続いている長野市。
どんなに暑くても朝晩はカラッと爽やかな信州には、似つかわしくない陽気です。
でも、九州育ちのワタシには、このもわっとした蒸し暑さ、ダラッとした感じは実を言うと嫌いではありません。
体が記憶しているのでしょうか。そこはかとなく覚える郷愁。でもおそらく信州人にはツライものがありますよね。

毎年この季節になると、思い出す一本の映画があります。

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1975年アメリカンニューシネマの名作「狼たちの午後」。
原題の“DOG DAY AFTERNOON”は直訳すると「盛夏の昼下がり」。何回観たかわからないほど好きな映画。
タイトル通り、うだるような暑さの昼下がりに、実際に起こった銀行強盗事件を土台にした密室劇で、強盗犯に扮したアルパチーノの溌剌とした演技もキレキレで光ってますが、個人的に白眉だったのは、相棒に裏切られたジョンカザールの何とも言えない滋味に溢れた演技力。
その他にも、銀行強盗の動機がゲイの恋人の手術費用を捻出するためだったなど、全篇に通底するオフビートなノリは今観ても好みですね。

さて、相も変わらず脈略がありませんが、暑い暑いとばかりも言ってられないのでイベントの告知でも。

明日からの6/25(土)26(日)の二日間、菅平のホテルゾンタックにて、信州森フェス!が開催されます。
「森」をキーワードに、各種催し物が予定されています。

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オフィスエムも「森の本屋さん」として、植物図鑑や自然、里山関係の本を販売させていただきます。
場内では飲食ブースの他、講演会やワークショップ、ライブ演奏、そしてなぜか信州プロレス!まで。
大人から子どもまで、様々な分野から人が集う、ボーダーレスなイベントになりそうです。

須坂駅から送迎バスも出ているようですよ。
入場無料!ぜひ、覗いてみてはいかがでしょうか〜!!

最後に鍋倉山のブナ林散策。
オオルリシジミの観察会や信越トレイル(先週、友人夫婦と一泊で歩いてきました)など、なぜか山に呼ばれている気がする昨今ですが、「癒される」という言葉がチープに聞こえるほど、こたえられないものがありますよ〜

森ガールの次は森ボーイ?
気持ち悪いやんけ。

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