新刊案内


年が明けて早いもので20日近く。
あっという間ですね。なにやらバタバタしている間に半月が終わってしまいました。

昨年末に2冊の本が完成いたしました。

1冊は、『植物、いのちと名前の来歴』
以前、小社から発刊した『花の語らいの』著者・白木健助氏の植物エッセイの第2弾です。

本の題名の通り、身近な植物の来歴をつづっています。
でもこれが大変面白いのです。

たとえば、あんなに小さく可憐な花なのに【オオイヌノフグリ】という冗談としか思えないカワイソウな名前が付けられたのか、とか思わず「そうなんだ」と納得してしまいました。

そのほか、「松竹梅」はなぜおめでたいのか?とかイチョウはなぜ寺社に多く植えられているのか?とか興味深い話が満載。そして読み進めていくうちに、日本人の植物への愛しみとか、繊細な神経の使い方とか伝わってくるのです。読み物としてたいへん面白い。

2冊目は『山と建築vol.4善光寺と世界遺産』 。

長野市の名刹、善光寺は長い間、庶民の寺として親しまれていますが、その善光寺を世界遺産へという運動が、長野市民を中心にここ数年来活発になりつつあります。

でも、そもそも世界遺産って何?世界遺産に善光寺ってなることができるの?という疑問もあります。
それに応えるのがこの本。
他の世界遺産と善光寺を比べながら、景観や街づくりに提言をします。
いま、各地で世界遺産の登録を目指す動きがありますが、そういう方々や、街づくりに関心のある方にオススメの本です。

という事で…。

今年イッパツの新聞広告はこの出来立ての本を御紹介いたします。
信濃毎日新聞1月22日(日)朝刊で見参(予定)。ぜひご覧下さい!

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今月11月は児童虐待防止推進月間です。
2000年11月に『児童虐待防止法』」が制定されたことに因んで、11月が虐待防止推進月間になっています。
各地で、啓発活動が行なわれています。

虐待防止推進月間に遇わせたわけではありませんが、期せずして『続・ひとりで悩まないで』が発刊いたしました。子育てに関する悩みを、子育て経験者がインタビューで答えたものを収録しています。

児童虐待が大きな社会問題となって久しいのですが、ニュースで虐待の傷ましい報道が絶えることはありません。だれが加害者になっても決しておかしくない。そんな感じがします。

親の責任はもちろんですが、家庭をとりまくストレス社会や、没コミュニティー社会も大きな要因ではないでしょうか。
以前は、子育てにおじちゃんやおばあちゃんの協力がありましたが、核家族ではそれを望むべくもありません。
日々抱えるストレス。言う事をきかない子ども。こういうところが虐待の元になるのではないかと思います。

せめて子育ての悩みを聞いてもらったり、 子育て世代が集まる場があるだけでもココロが休まります。
現在、そういう場が行政やボランティアの方々によって増えてきました。
悩みを抱えないで、皆が共有することで心が落ち着くんですね。
「自分ひとりで悩んでいるわけじゃないんだ」。それだけでも違うんですね。

今回発刊した『続・ひとりで悩まないで』もかつての子育て世代が経験した様々な悩みや問題が満載です。そしてそれをどのように乗り越えたか、体験談が載っています。いわば、子育て世代への応援メッセージ。
子育て奮闘中のママやパパにぜひ読んでいただきたい本です。


歴史ブームの昨今、書店のグッズ売り場にも多くの歴史関係のグッズが並んでいます。
なかでも目立つのは、有名武将の家紋をあしらったグッズ。なかでも家紋のシールなどは携帯電話などに貼るんだそうです。家紋がちょっとしたブームと言っても良いかも知れません。

かく言う私も子どもの頃から家紋に大変興味を持っていました。
最初はテレビの「水戸黄門」が始まりで、「なんであのマークが出てくると皆大人しくなっちゃうの」と素朴な疑問から興味を持ちました。

そのうち、様々な家紋があることを親や大人たちが教えてくれました。中には紋帖まである親戚の家があって 、その家に行っては、帰るまでずーと紋帖を飽きずに眺めていました。今考えれば変な子どもです。

今でもどこからか持ってきた紋帖が家においてありますが、それを見た石材屋の友達が「こっちは商売だから置いてあるけど、普通の家で置いてあるのを見たのはこの家だけ…」と妙に感心されました。

そんな感じですから、基本的に墓地を歩くのはそんなに嫌いではありません。なぜならお墓に刻まれている様々な家紋を見ることができるから…。

でも家紋ってデザイン的に、たいしたものだと思います。
植物や、動物、その他身の回りのものなど、その特徴を的確に捉え、それを図案化する。あるいは組み合わせる。それがシンプルでじつに分かりやすい。昔の人の美意識の高さに改めて惚れ惚れします。

なかでも、植物をモチーフにした家紋はかなり多く、先人たちは身近な植物をこよなく愛でていたことが窺がい知ることができます。

でも、小社から発刊した『 信州の希少植物と森林づくり』を見ると、先人たちが家紋にまでして親しんできた植物がすでに希少植物=レッドデーターに登録されていることに驚きます。

たとえば、キキョウ。
桔梗は「明智光秀」を始め土岐源氏の家紋として名高く、身近にある草花と思っていましたが、すでに希少植物の仲間入り。
「生息地の自然遷移や草地管理の放棄などによる減少が懸念される」ですって。

カタバミ
三枚の葉が家紋になっていますが、カタバミの種類「オオヤマカタバミ」が希少植物に。

徳川家、本多家などが使い、日本でもっともポピュラーな家紋「葵」。
そのいくつかの種類もレッドデーターです。

図鑑を見ただけでも、これだけ出てきます。実際には紋帖と照らし合わせたり、他の場所の希少植物を参照にするともっとあるかも知れません。

家紋だけでなく、和歌・俳句にも歌われ長年日本人に親しまれた様々な 植物。
その植物が、紋や歌のみにしか生息できなくなったとしたら、悲しいことです。

いままで身近と思われていた草花がどうなっているのか?
この機会に多くの皆様に見直していただきたいと思います。

『信州の希少植物と森林づくり』。オールカラー、詳細解説。市町村ごとの分布図つきで、希少植物がグッと身近に感じることができます。


2011年、最初の発刊が『青木村の郷土食』。
来週25日発刊予定。順次書店に配本の予定です。

長野県小県郡青木村は上田市の西隣。人口4800人の小さな村ですが、平成の大合併にも上田市との合併を拒む、独立の気風が盛んな村です。

そんな村で長年、食に関する地域づくりを勧めてきたのが、『青木村の郷土食』の著者・召田富子さん。お話をいただいてから3年余り。ようやく完成の運びとなりました。

出来上がったゲラを読んでいると、「そういえば昔は様々なものが手作りだったなあ」と思い起こします。

たとえば、「おやき」。
「おやき」は信州の郷土食の代表。昔は地域や各家庭でつくり、それだけにそれぞれ特色があったものですが、今はほとんど買って来ます。
「うすやき」なんてものも、昔は母親が良く作ってくれておやつ代わりにしたものですが、久しく食べてません。
子どもの時、友達の家へ遊びに行くと、その家のお母さんが必ず手作りでおやつを作ってくれたものですが、今はそういうことが少なくなっているのかも知れません。

おこわだって昔は各家庭で炊いたものですが、今は買ってきた方が手間隙かからず、それなりにうまい。万事「オフクロの味」よりも 「オミセの味」に慣らされています。

おいしい豆の煮方も知らない 、漬物の漬け方も判らない、おこわの炊き方も判らない。そういう人が増えています。かく言う私もその一人。

現在「食育」の必要性が言われていますが、子どもと一緒に、いや子ども以上に「食育」を受けなればならないのは、子どもの親である私たちの世代かも知れません。このままでは地域の食文化は引き継がれることなく消えてしまう恐れがある。

食だけでなく、地域の伝統行事、年中行事も無くなる恐れもあります。
たとえば、節分の「恵方巻」。もともと「恵方巻」は関西の風習で、少なくとも信州には無かった風習であり、信州には信州の節分行事があったはず。それがいつの間にか、コンビニの販売力とマスメディアの力で日本全国どこでも節分は「恵方巻」を頬張ることになってしまった。
それって寂しくありませんか?

今回、発刊する『青木村の郷土食』は郷土の食や、伝統行事を再発見できるつくりになっています。
そして何よりも、おこわの炊き方、豆の煮方、山菜料理の作り方など、身近すぎていまさら聞けなかった料理のレシピが載っているのがうれしい。これを見て印刷屋さんの女の方が、「わたしこの本1冊欲しい!」とおっしゃったとか。

食育の一環におすすめの一冊です!


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根本賢一先生の健康、体力づくり講座で大変ご好評をいただいております『人生はピン!ピン!きらり!』ですが、今回更にバージョンアップした『人生はピン!ピン!きらり! ワークブック』が発刊されました。

ワークブックでは、自分で書き込みができ、自分で自分にあった体力づくりのメニューを作ることができます。今まで、やみくもにスポーツをしてても効果が実感できず結局挫折してしまった方も多いはず(実は私もその1人 汗)

でも、このワークブックで自分に合った目標を作ることで長く体力づくりを続けることができるのではないかと思います。


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『たぁくらたぁ』14号が遂にというか、やっと発刊いたしました。
『たぁくらたぁ』は、他の出版社から発刊されていましたが、今号から当社が発売元になりました。

今号の詳細は、『たぁくらたぁ』ブログを参考にしていただきたいのですが、長野市で行われた聖火リレーにちなんでチベット問題の特集。田中康夫氏から村井仁氏に県知事が代わってどのように変わったのか?また来年から導入される裁判員制度など盛り沢山の内容になっています。これで400円(税込)はかなりのお買い得。

早速小社あてには定期購読のお申し込みを多数いただき、反響の良さに驚いております。

読んでみたい。定期購読をしてみたいという方は長野県内お近くの書店か小社に直接お申し込みください。
 ところで、「たぁくらたぁ」とはそもそも何ぞや?ということですが、「たぁくらたぁ」とは信州、主に北信濃の方言で、「ばかもの」とか「しょうがない奴」という意味です。
 でも、この言葉も最近あまり聞かなくなった言葉の一つですねえ。今から20年以上前の中学時代、定年間近の数学の先生に「おまえたちはたぁくらたぁの2乗だ!!」と言われたのが強烈に覚えていますが。