2012 年 1 月 19 日
昨年は大逆事件から100年でした。
大逆事件は明治44年(1911)、明治天皇の爆殺を図ったと言われている事件。
当時の大逆罪が適用されて、首謀者と言われる幸徳秋水やその内縁の妻・管野スガなど12名が死刑になった事件。
実際に爆殺を図ったのは5名ほどとされていますが、この機会をとらえて政府当局が当時流行を始めていた社会主義や無政府主義の弾圧を図り、今日では国家ぐるみの大冤罪事件であるとされています。
国家が都合よく反対派を弾圧したりするのはこの当時に限りません。
例えば、原発の問題にしても、国が恣意的に情報操作をして、最近まで原発を進め、原発事故が起きた今でも進めようとしているではありませんか。
また、格差社会の問題、そして格差をさらに推し進める恐れのあるTPPに国の舵を切ろうとしている…。
なにやら大逆事件が起きた明治後期に世相が似ているような気がします。
さて、大逆事件の実行犯(未遂)と言われている新村忠雄は長野県屋代町(現・千曲市)の出身です。
このたび、『百年後の友へ』という大逆事件と新村忠雄についての講演会が開かれることになりました。
昨年、新村忠雄について書かれた小説『百年後の友へ』の出版を記念して、著者の崎村裕氏をお招きしての講演です。
屋代町は私の出身の隣町。歩いて数分のところです。しかし、新村忠雄についてまったく知りませんでした。
それほど地元でな忘れられた人物。いや、天皇爆殺を企てた大罪人としてタブー視された人物なんですね。
ちょうど事件から100年の昨年は日本人にとって東日本大震災、そして原発事故と忘れてはいけない大きな節目になった年でした。
そしてそこから現代社会の闇や様々な矛盾=例えば巨大な利権を抱える原子力ムラの存在や既得権益にあぐらをかく大手マスコミ、力のない政治家と対応力のない官僚組織の問題点などが人々の前にさらけはじめました。
こういう時に大逆事件について考えるのは決して無意味ではないと思います。
私も考えてみたい。そのように思っています。
講演『百年後の友へ』
場所:屋代公民館(長野県千曲市屋代)
日時:1月29日(日)13:30~15:00
参加費:500円





