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 ひえ餅にあんきな春が来たりけり

黄味がかった稗餅が、
白い餅よりむしろ春めいている。
アンキが一番、ソンキが二番。


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 土蔵からすじかひにさす初日かな

めでたい御来光も、金持ちの土蔵に邪魔されて、斜めに入ってくる。
日照権はどうなっているのか。


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 山に雪ふるとて耳の鳴りにけり

そろそろ山の雪が里におりてくる、
耳がジンジン火照る。
雪は豊作のしるし。


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「一茶ホイサ」 森貘郎板画展
2011年12月3)〜11
10:00〜18:00 入場無料
会場:アートサロン千曲
千曲市桜堂511-2(屋代駅前通り)
電話 026-217-1155

ギャラリートーク 一茶生誕250年
NBSテレビ「森貘郎の一茶の旅」 をめぐって
② 特別展示「おらが春」屏風
2011年12月4
14:00〜15:30 入場無料
会場: 屋代西沢書店2階ホール(アートサロン千曲となり)


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 石切のかちかち山や冬の月

採石場のむきだしの岩肌を照らす月。
カチカチ月光の音がする。


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 秋風の吹きかためたる子ども哉

風に舞う木の葉。
子供たちの遊びの輪も、
だんだん小さくなってきた。


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 山霧の足にからまる日暮かな

日の暮れの山路を急ぐ。
山霧が足元で巻き、気がせくばかり。


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 先祖代々貧乏裸なり

一息で呑みこむように読み下して、ナットク。
これが民百姓の本来の姿。


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森 貘郎 板画一茶展

2011年8月)〜21
10:00〜16:00 入場無料
会場: 信州中野銅石版画ミュージアム
〒383-0012 長野県中野市一本木479-5
電話0269-23-4780

ギャラリートーク 一茶を語ろう
森 貘郎×宮川洋一

2011年8月
14:00〜 入場無料
会場:  信州中野銅石版画ミュージアム

イッサ・ホイサ30年

「一茶暦」を彫りはじめてから三十年。それがそのまま私の板画人生です。同じ北信濃生まれなので、小林一茶の句は自分にもわかるものと決めこんで板画に彫ってきました。同郷というだけで、そんなに簡単にわかるものかどうか──わかったものではありませんが。

一茶は、二百五十年ほど昔に信濃の国柏原宿に生まれた俳人。しかし、一茶の句は今も生きている。一茶の句はわかりやすい。面白い──一茶さんの句はヒョウキンだいやあ。

一茶は私たち現代の詩人です。「一茶暦三十年」「一茶ものがたり」「一茶ワールド」「一人草木」の四つの教室に作品を並べました。来て見ておくんなして。

森 貘郎


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 うつくしき団扇もちけり未亡人

いつのまにやら
「未亡人」なんて美しい言葉は失われた。
ウチワはどうだろう。


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