4 月 2009


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  世の中が
まるで逆立ちをしているようだ
と思ってみたところで
どう仕様もない
夜はからだを横にして
昼は立って働くことにする

(「世の中」)

 

てのひらの温もりと野の草のたたずまい……。
鳥の声に目ざめ畑を耕し夕日に祈る……。
この〝時代〟が呼びおこした幻の詩集
── 復刻なる

老農詩集 普及版

発行:オフィスエム

四六判120ページ
詩●関口江畔
挿画●森貘郎の板画(十牛図)
本体価格1,500円+税(税込1,575円)
ISBN978-4-904570-03-6 C0092

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 関口江畔(せきぐち・こうはん)年譜
慶応元年一月九日、長野県北佐久郡平根村に生る。本名、毛佐松。十才のとき母に死別。養子たりし父実家へ復籍のため、七才の妹と共に祖母に養わる。青年期に隣町岩村田に転じ、肥料米穀等を商ったが、第一次大戦後の不況に遇って蹉跌。更に長男の死によって心境一転再び農事に従うと共に、仏道修行を志し、前円覚寺管長宝岳老師、大眉老師について参禅、又京都の一灯園西田天香師の懺悔の生活を慕い、密かに範とした。俳句短歌は青年の頃から嗜んだが、大正十二年若山牧水の門に入り、その主宰する『創作』に拠った。後、『層雲』を知るに及んで、荻原井泉水に師事、没年に及ぶ。昭和十九年に八十才記念歌句集『あられ』を刊行。二十七年米寿に際し、層雲寿老賞を受けた。生来愚直にして一徹。稼業のかたわら好んで山野を跋渉した。没年の春、上州側から碓氷峠を越えたのが最後である。昭和二十九年九月十二日死去。岩村田円満寺墓地に葬る。享年九十。法名・宝徳奉祥江畔居士


「老農詩集」関口江畔
関口江畔の詩と森貘郎「十牛図」とのコラボレーション

禅の悟りの過程を表現した十牛図に関口江畔の詩を織り込んで森貘郎が板画で描きました。
禅の修行を積んだ関口江畔の詩と十牛図の意味との対比でより深く詩の風景に入り込みます。

「涙人の為に出て来る涙
そういう涙こそ
溜めておこう
十牛図〈五〉牧牛(ぼくぎゅう)
牛も少し慣れて、手綱を緩めても後ろからついてくる。しかしまだまだ油断ならない。日常生活の中で工夫怠りなく、悟後の修行を積む。

【十牛図】
中国北宋時代の禅の悟りにいたる道筋を牛を主題とした十枚の絵で表したもの。禅僧、廓庵によるものが有名。日本では狩野探霊、富岡鉄斎などの作品がある。


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A5判36ページ
板画 森貘郎
文  柳沢美恵子
発行 杏の里板画館 (初版1991年3月15日・改訂2009年4月4日)


 〈目次〉

おん正月
もぐらホイ
おっやん なんだい
からすがカアカア
雨の宮のご神事
ねんねん猫のケツ
森で杏とって
じいやん ばあやん
たんし たんし
みきりみきりに
のんさん いくつ
おひとつ おひとつ

「杏の里のわらべ唄ノート」柳沢美恵子


ご希望の方は、杏の里板画館まで。電話・FAX 026-272-4758


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菜の花や西にむかへば善光寺

北国街道は善光寺道。西の方角に折れて行けば善光寺参道。菜の花が咲く西方極楽浄土へと続く。今年は七年に一度の御開帳のとし。