2012 年 2 月 3 日
不思議なことに、年が明けてから、思わぬところで思わぬことやら人やらがつながっております。
先日、根羽の大杉の絵本をいっしょにつくってる上田のかがいみえこさんのお宅にお邪魔して、
ストーリーをああでもない、こうでもないと詰めてまいりました。
かがいさんは、うちで最終的に出せなくなってしまった「まんげつのやくそく」を
最後に文章チェックしていただいた方で、
実は、そのシリーズの5作目になるはずだったのが根羽の大杉の絵本。
すでに何回かいっしょに根羽村に行き、いっしょに木を感じながら取材をしてきていました。
結局、緑の基金はこの本もどこで発刊するかわからない、という姿勢でしたので、
もう、緑の基金とは切り離して、うち独自の企画として出版する覚悟を決め、
かがいさんと本づくりを進めることにしたのです。
で、その日の帰り際、かがいさんが
「丸子に信州国際音楽村っている施設があるんですね。そこで年に3回ぐらい子どものための催しをやってて、私も読み聞かせとかやっているんですけど、そこに寺島さんのブログで読んだ丸山さんたち、 来て音楽で子どもたちろ素敵なことをしてもらえないかなあと思って…」と言いだしました。
「知ってる知ってる。木造りの音楽堂ね。丸山さんとはるこさんと、子どもと音楽で遊ぶのいいよ~。 すごくいい。いちょうの木の下でやったとき、私なんて涙が出ちゃった…」
その後、はるこさんと本づくりでやりとりをしていたので、メールにそのことをちょっと相談して書いておきました。
そしたらその日の夜、マリオさん(祐一郎さん)から電話がきました。
「帰ってきたらハルちゃんが、すごいよ~って言って姐御のメール見せてくれたんだよ。びっくりした」
二人がいつも歌ってるオリジナル曲の「はやぶさ~君に唄うよ星の歌」というきれいな曲があるんですが、
この曲は、あの「はやぶさ」の産みの親でもある糸川博士に捧げた曲で、
しかも、国際音楽村の野外ステージ「ひびき」は、糸川先生が設計したもので、
今年は糸川先生が生きていたら生誕百年の記念すべき年にあたっており、
マリオさんは、「ひびき」で子どもたちと「はやぶさ」をぜひ唄いたいと思っていたそうなんです。
うわ~~~!なんてことなんでしょう!
糸川博士は、天才的な工学博士で、戦前は戦闘機を開発していました。
そのひとつが「はやぶさ」。
戦後は日本のロケットをゼロから開発し、ペンシルロケットという日本独特のロケットを開発した、ロケット開発の父的な存在でもあります。
天才にありがちな奇行や、さまざまな嫉妬、かけひきのなかで
宇宙開発事業団から追い出されてしまうのですが、
この間、地球に帰って来た探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星「イトカワ」の名前は
まさに糸川博士の名前なんですね~。
マリオさんたちは、生前の糸川先生にお会いしたことがあるんですって。
「あの曲はさあ、僕が糸川先生のために作った曲なんだよ。先生が設計した”ひびき”で、日本中から民族楽器をもって集まった仲間とコンサートを やったんだよ。そのときに、”ななおさかき”っていう放浪の詩人がどこからともなく飛び入りで入って来てさ、ずうっと最後まで踊っていったんだよ」
おおおお知ってますよ、ななおさん。
一度、ご近所のピノキオ園長がななおさんをうちに連れてきてくれたことがありました。
そのときの話が奇想天外でおもしろかったんです!
「たぁくらたぁ」編集長の野池さんも知り合いで、
大鹿村で、朝おしっこをしにいってそのままバタンと亡くなったというななおさんを
「さすがだ~!」と奇妙に称賛していましたっけ……。
ま、その話はおいといて………。
糸川先生の生誕百年という今年に、
なにかの糸にたぐりよせられるように、いろいろなことが集まり、つながれてきた感じです。
かがいさんとマリオさんたち、さっそく連絡とって町にも話しているみたい。
糸川博士のつくった野外ホール「ひびき」で
子どもたちや、糸川さんに関わりのある人たちや、音楽を響かせたい人たちが集まって、
宇宙に向かって「はやぶさ」を唄えたらサイコーです!!
「まんげつのやくそく」の作者・七重ちゃんにもさっそく話してあげると
「うわ~~~!かがいさんまでつながっちゃったのか~」なんて感動してました。
「コンサートの時は、あなたも来るんだよ!」というと
「もちろんですよ!!」と二つ返事。
人間の力を超えたなにか宇宙のからくりっていうものがあるのかもな~、なんて思ってしまいます。
これもまたお正月にお伊勢参りしたおかげでしょうか。
ゆうこさんの「時空を超えてびゅ~んといくよ!」という言葉が
びゅ~んびゅ~んと頭の中で響いております。
今日は家に帰ったら、お伊勢さんで買って来た金色の鈴をリンリンと鳴らしてみようと思います!!