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2017年12月23日号「12月13日防衛省交渉報告&裁判結審」


◎防衛省交渉 16:30〜17:00
 北上田さん、山城さんの話の後、防衛省の職員3名を迎えての交渉がありました。
福島瑞穂参議院議員も出席して、交渉に当たりました。
当初は1時間を予定していたのですが、防衛省側から忙しいので30分と時間を切られたようです。
そのために多くの質問事項について防衛省側からの回答が得られず、持ち帰って20日までに福島瑞穂事務所に返答を出すと言うことになりました。
 短い時間内でのやりとりを記します。
質問者の名をしるしていないQは、北上田さんからです。
山城さん、福島議員、阪上さん(FoE Japan)の質問等は、それぞれのお名前を記します。
●石材の海上搬送について。
Q: 本部港、奥港からの石材を積んだ台船は、それぞれ1日に何隻、航行すると想定しているのか?
A: 現時点では、それぞれの港について1日一隻を想定。
Q:本部港、奥港の港湾使用許可申請では、それぞれ何隻の台船の岸壁使用許可を求めたのか?
A:業者が直接申請なので、防衛省は把握していない。
福島議員:防衛省の工事なのだから、防衛省が把握すべきではないか!
防衛省は福島議員の言葉に応えず。
Q:本部港、奥港へは、1日に何台のダンプトラックで石材を搬送する計画か?
A:本部は10tトラック160台相当。奥は80台程度。
Q:「環境保全図書」において『ウミガメやジュゴンが頻繁に確認されている区域内を出来る限り回避し』と、防衛省もジュゴンやウミガメの生息地は回避と言っているが、
生息海域を航行しているのではないか?
A:ジュゴンやウミガメが確認されている地域は衝突を回避するようにしている。見張りをしつつ、衝突を回避している。
福島議員:ジュゴンがいるところの航行は回避押すべきだ。
Q:本部港から大浦湾まで、衝突を回避出来るような速度で航行した場合、航行距離は何Kmほどになり、所要時間はどれほどになると想定しているのか?夜間航行も予定しているのか?
A:質問内容を精査中
Q:20日までに福島事務所に回答してほしい。
Q:奥区の区民らは区民総会において全会一致で石材の海上搬送のために奥港を使用することに反対決議をあげ、防衛局を訪れて決議文を渡し、奥港の使用中止を求めた。
こうした奥区民の総意を尊重すべきではないか?
A:決議は受け止め、引き続き丁寧な説明をする。
Q:決議文は読んだのか?
A:決議を軽く見ることはない。丁寧な説明をしていく。
福島議員:住民が求めているのは説明ではなく、止めてほしいということだ。
●K9護岸からの石材陸揚げについて
Q:翁長県知事は、「K9護岸を桟橋として使用して海上運搬を行う件について、実施設計及び環境保全図書等について県と事前協議をやり直すこと。また、協議が調うまでは海上搬送をしないこと」という行政指導の文書を出した。
実施設計の事前協議が行われていないこと、また、環境保全対策等の事前協議が行われていないとして、直ちに奥港を使用した海上搬送を停止し、留意事項に基づく変更承認の手続きを行うよう求める文書を発出したという。
こうした沖縄県知事の行政指導をなぜ、無視し続けるのか?
A:陸上搬送によって起きる環境破壊を避けるために海上搬入にした。
Q:防衛局はK9護岸について、県が「当初の目的にはない係船機能をもたせた施工をしており、実施設計協議で示された設計内容と異なっている」と指摘したことに対して、「施工途中のK9護岸を使用するものであり、ご指摘の『当初の目的にはない係船機能をもたせた施工』はおこなっていない」と反論している。
しかし、現在のK9護岸工は、本来の構造とは全く異なり、また石材陸揚げの際には、ダンプトラックの回転場、離合場として使用されている。
「施工途中のK9護岸工」を使用したものはなく、当初の計画を変更し、石材陸揚げ想定して施工されたことは明らかではないか?
A:施工途中のK9護岸を利用している。
Q:そのようなことは計画にあったか?
A:あくまでも仮設工事としてのこと。
Q:当初の本体工事と全く違うことをしているではないか。
Q:K9護岸からは1日に何台程度のダンプトラックによる石材陸揚げが可能と想定しているか?
台船1隻にダンプトラック190だいぶんの石材を積み込み、1日に2隻程度の台船を使用するというが、K9護岸から1日に380台ものダンプトラックによる陸揚げが可能か?
A:現時点で台船は1日1隻で、ダンプトラックは1日160台で700立米だ。
Q:現時点では、辺野古には1日1隻ということか?
A:そうだ。
Q:K9護岸以外からの陸揚げとして、どのような方法を検討しているのか?
A:それ以外は、具体的な方法はない。
Q:11月14日には1日かけてたった50台だった。
作業効率をあげるためと言って、なぜそんなこと(1日160台)をやるのか?
何か工法はあるのか?何の方法もないのだから、やめたら良い。
●石材の購入方法について
Q今回、防衛局は石材購入に際して、公募による手続きを行っているのか?
行わなかったとすればなぜか?
A:現時点で、石材の購入は受注者の判断でやっている。
Q:石材の購入は、「採石場渡し」「積み出し港渡し」「現場(シュワブ内)渡し」のいずれか?
A:業者の考え方なので防衛省は把握せず。(注:なんだかとても胡散臭いと思います)
●大浦湾の活断層について
Q:今までの調査で、大浦湾の活断層の存在は明確に否定されたのか?すべてのデータを公表し、具体的に説明されたい。
A:データの公表、ボーリング調査等膨大な量ですべて公表できない。
活断層の存在は認めない。ボーリング調査の分析はまとまっていない。
調査によって発見された認識はない。
Q:2014年から始まったボーリング調査は2016年3月31日で終わっている。
報告書は出て支払も済んでいるはずだ。結果が出せない筈はないだろう。
Q:2000年10月31日の「第3回普天間飛行場代替え施設に関する協議会」に提出された「推定地層断面図」には、大浦湾海底に推進50m以上の「断層によると考えられる落ち込み」が明記されている。
防衛省がこれを発表していて、地質学者が活断層と言っているのだから防衛省は自分たちの資料の中で開示すべきだ。推定地層断面図の根拠を出せ。
山城:この会議は、沖縄現地も注目している。
島々の周囲は珊瑚礁で遠浅の海だが、ここだけは水深70mである。
どういう海か回答せよ。
●外来生物侵入防止対策について
Q:外来生物(セアカゴケグモ・アルゼンチンアリ等)を飼育等の上、当該生物を死滅させるための条件を試験により明らかにし、当該侵入防止対策の研究の資とすることとしている」というが、飼育・試験等似ついて具体的に説明されたい。
A:高温処理等で業者に委託して、一定時間の高温処理を施し生死の判明を行う。
阪上:すべての土砂で、すでにやっているのか?
A:すでにやっている。(注:大量の土砂をすべてこのような処理でできるとは到底信じられない!) 

 長文になりましたが、これで12日、13日の集会と防衛省交渉の報告は終わります。
最後までお読みくださって、ありがとうございました。
防衛省交渉では以前にも感じたことですが、官僚の顔をあげてこちらを見ずに下を向いてボソボソ話す様は、その態度にも「義」の無さが表れていると思います。
 これは官僚との交渉などでなくても日頃の付き合いの中でも感じることですが、
たとえ相手の言うことが私の思うことと真逆であっても、本人がそこに彼の「義」があると思っていれば、こちらを見据えて堂々と主張すると思うのです。
つまり、嘘は態度に表れると言えばいいでしょうか。
そんなことを、今回もまた改めて感じた防衛省交渉でした。    

◎12月20日裁判結審
 山城博治さん、稲葉博さん、添田充啓さんの、裁判が結審しました。
北上田さんのブログ「チョイさんの沖縄日記」で、傍聴記が記されています。
ぜひご覧ください。
それぞれの弁護団の最終意見陳述の後で、山城さんら3人が最終意見陳述が記されています。
傍聴席から大きな拍手がわき上がり、裁判長が生死しても止まず長く続いたそうです。
その様を想い浮かべて、私も胸が熱くなりました。
那覇地方裁判所の柴田寿宏裁判長に宛てて山城さん、稲葉さん、添田さん3人の完全無罪判決を求めるハガキを書こうと思います。
 どうぞ、皆さんもご協力ください。
宛先は下記です。
〒900-0022 沖縄県那覇市樋川1−14−1那覇地方裁判所 裁判長 柴田寿宏殿

いちえ

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