奥信濃フォト紀行

「初冬の大雪」

初冬の大雪

12月に入ったら、いきなり寒波が押し寄せて雪は毎日毎日降り続き村々を孤立化させている。偏西風が蛇行して異常気象をおこしているらしい。これも地球 温暖化の影響なのか。
吹雪の中の雪下ろし、背丈以上に積もった雪は家をつぶしてしまう。寒く辛い作業は春を迎えるまで続く。

05.12/18


「どんど焼きの親子」

「どんど焼きの親子」
豪雪地の長野県北部の村、いつの頃から始まったのか「どんど焼き」が燃えた後の灰を塗りあって一年の無病息災を祈願しあう。

平和で静かな村。

この日ばか りは心が通い合うにぎやかな村となった。

長野県栄村
2005年1月中旬


「立派に育て!」

「立派に育て!」
今年も田舎の小さな町で春祭りが行われた。

田舎の神輿はとにかく大きい。担ぎ手もわずか進んでは一休み、その間人々は神輿のご利益に与ろうと下をくぐっていた。

「通学路」

「通学路」
今年は暖冬との予想に反してクリスマスを前に大雪が降った。朝早くから除雪車が出動し通学路は雪の山!喜んでいるのは子供だけ。駆け上ったり、飛び降りたり通学路が思いがけない公園になった。

~03.12.22 長野市信更~


「道草」

「道草」
03年春、いつもの散歩道を通りかかったとき学校帰りの小学生が鞄を投げ捨て塀をよじ登っているのが見えた。よく見ると木に帽子が引っかかっており、
帽子を取ろうと真剣な子、それを待っている子、午後の光が何か懐かしさを感じさせるシーンを演出していました。以前は石蹴りをしたりジャンケンしたり歌
を口ずさんだり登下校も楽しい時間だったような気がします。一列に並んで大人しく登下校する姿に写欲は湧かないが、久しぶりに見た元気な子供たちに私も
夢中になってシャッターを切りました。

2003.9


「桜咲いて一年生」

「桜咲いて一年生」

今年も桜が満開に咲いた。
休み時間に校庭で元気に遊ぶ子供達が私の周りに集まってきた。
物怖じしない子供達に「何年生だ~」と聞けば、
「一年生~!」
「おじさ~ん!」
「一枚撮って~!!!」
~奥信濃の小学校~

2003.5


「どんど焼き」

「どんど焼き」

2002年は世界の動きから目をはなせない大きな事件が続き、これほど平和について考えさせられた年はありませんでした。
そして今年は・・・戦争が始まらなければよいが。・・・
村人たちは、新しい年にそれぞれの願いを込めて墨を塗りあった。
皆心が通い合い平和だ。
雪に埋もれた小さな村に大きな笑い声がこだましていた。

2003.1

「170歳の笑顔」

「170歳の笑顔」


「170歳の笑顔」

「170歳の笑顔」

奥越後は9月になると稲刈りで忙しくなる。
今年も山間の田んぼで仲良く稲刈りをしている老夫婦を訪ねた。
二人合わせて171歳。
長生きの秘訣は仲良く笑顔で暮らすことだそうだ。

2002.9


「初夏の風に誘われて」

「初夏の風に誘われて」

菜の花畑が綺麗な奥信濃、平日は若者達が仕事に出かけ村は老人だけになる。
お地蔵さんを祭ってある村の中心におばあさんが集まってきた。
聞くと皆で「買出し」に行くそうだ。
週に一回のこの日は話が弾む。
笑いは健康に一番いいそうだ。
おばあさん達の笑顔は本当に可愛い・・・

2002.6.4


「除夜の鐘に願いを込めて」


大きな事件が続いた2001年、米同時テロ、不審船による銃撃事件・・
事件が続くたびこれほど平和について考えさせられた年はない。
新しい年は平和でありますようにと願いを込めて除夜の鐘を撞きに
村の住民は列をつくった。
(長野市若穂)



「集落のはずれのバス停にて」

「集落のはずれのバス停にて」

朝、保育園に行く子供たちが、お母さんやおばあちゃんに手を引かれてバス停に集まってきた。
保育園は、広い村に数箇所しかないため村営バスに乗って通ってゆく。
春のやわらかい日差しの中、新入園児を中心に大人も子どもも話しが弾んで賑やかだ。
やがて、子供たちを乗せてバスが去った後、大人たちの今日一日が始まってゆく。
ゆったりとした時間の中で村人たちの心が通い合ってゆく気がする。
都市では色々な事件があるたびに「心の教育」なんて言葉を耳にするが、人の心は教育して生まれるのだろうか。
過疎、高齢化、少子化に悩む村だけど、心が通い合う村では必要ない。

「ホンのおまけ」vol.4掲載(2001年7/6)


「いつもの散歩」


いつもの時間、いつもの道を
いつも一緒のペットを連れて
おばあさんが
桜満開のローカル駅にやってきた。
のどかな景色と
おばあさんとの会話は
時の流れが止まってしまったかのようだった。
(長野電鉄木島線・赤岩駅)

2000年5月


「伝統を守る」

「伝統を守る」

奥信濃、18歳から和紙漉きを継ぎ、約50年間伝統を守ってきた人を訪ねた。
和紙を漉いているときの職人の目は普段見ている優しいおじさんとは違った鋭さがあった。
全身を使って漉き上げる紙一枚一枚が寸分の狂いも無いとう。
シャッターを切るのも気が引けるが、職人には聞こえないらしい。
漉いた和紙は、夜なべ仕事で嫁さんが乾かしてゆく。
裸電球に透けて見えた紙の繊維は美しく光っていた。
豪雪の村の春はまだ遠い。


雪深い奥信濃、数軒しかない集落
村人たちが集まって
「どんど焼き」を行っている
火が燃え尽きると
村人たちは何やら灰をこね始めた
この時を待ってましたとばかりに
顔に灰を塗りたくり合い
今年一年の無病息災を祈る
素朴な祭りに
何かほっとした
安らかな気持ちが伝わってきた

「ホンのおまけ」vol.4掲載