では、反論書の続きです。
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<審査請求の理由に対する実施機関の理由説明>
① 会議録は作成していないが、修正事項は11月1日の部長会議での資料に反映した。
(反論)
資料が修正されたのですから、なぜ修正をしたのか、変更の経緯を会議録として残すことこそが、行政としての正確性の確保や責任の明確化等の観点から必要なはずです。
② 「打ち合わせ」は庁議で位置付けている政策会議、部長会議とは異なる。
(反論)
長野市の庁議規程第3条2によれば、「政策会議は、市長、副市長、教育長及び上下水道事業管理者(以下、「市長等」という。)のほか、総務部長、企画政策部長、地域振興部長、財政部長及び都市整備部長で組織する」とあり、ここに記された会議の組織者と「打ち合わせ」のそれは一致しています(資料1 )。しかも、「打ち合わせ」が行われた当日、同じ会議室において、二つの政策会議が開催されています(資料2)。
そうだとすれば、政策会議として会議を行ってもよかったはずです。なぜ、あえて「打ち合わせ」という名称にしたのでしょうか。
長野市議会の平成22年3月定例会において(3月5日)、鷲澤市長は情報公開に関して「基本的には政策会議については、これをオープンにするということはいかがなものかというふうに、今私は感じております」と答弁しています(資料3)。これ以降、第一庁舎・長野市民会館建て替えについては、政策会議は一度も開かれなくなり、それまでなかった会議の形式である「打ち合わせ」が行われるようになりました。
こうした事実からすれば、公開しなければならない会議録を残さないために、政策会議の名称を「打ち合わせ」に変えただけではないでしょうか。
③ 「打ち合わせ」は意思決定の場ではありません。
(反論)
「打ち合わせ」が意思決定の場ではなかったのかどうか、会議録がないので判断できません。
また、表1にあるとおり、当該「打ち合わせ」と同様の出席者による「打ち合わせ」が何度も行われています。もし「打ち合わせ」が意思決定の場でないとすれば、市長等ら市幹部が重要度の低い会議に繰り返し参加することになり、行政として不適正な運営が続けてられてきたことになると考えます。
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今回はここまで。さらに続きます。(野池元基)
資料3
平成22年3月定例会 長野市長答弁
(平成22年3月5日)
◆二十三番(布目裕喜雄君) 最後に、情報公開について伺います。
実は、二月十二日、市民会館問題で市長と意見交換をした場で、市長がこういったことを言われました。現在、情報公開の対象となっている庁内の政策会議の内容を対象から外す方向で検討したい。要するに、部長会議は公開対象で出すけれども、政策会議はちょっとパスしたいなというニュアンスで発言をされました。公開対象になっていても、マスキングだらけで黒塗りばっかりでは何の意味もないというふうに思いますけれども、まずは政策決定のプロセスの透明性が大事なわけですから、部長会議、政策会議ともに、公開対象としてしっかり維持をされる、今の情報公開条例及びそれに基づく規定を遵守するべきです。見解を伺います。
○副議長(小林義直君) 鷲澤市長
(市長 鷲澤正一君 登壇)
◎市長(鷲澤正一君) 情報公開につきましては、情報公開条例に基づき適切に対応しているところでございます。
御質問の部長会議と政策会議についてでありますが、部長会議が政策決定の場、重要案件の情報共有の場であるのに対し、政策会議は率直な意見交換の場、議論の場と位置付けており、政策会議で議論した内容が必ずしも政策決定につながるわけではありません。
このため、政策会議の会議録や会議資料は、意思形成過程にある未成熟な情報に当たり、公にすることにより率直な意見の交換が損なわれるおそれや、不当に市民の間に混乱を生じさせるおそれなどがあることから、情報公開条例に基づき、該当する部分にマスキングを施すなどの対応が必要となります。
情報公開を後退させないことが大切なことは御指摘のとおりでありますが、会議の形がい化を招いたり、若しくは市民の間に混乱を招くとすれば本末転倒であります。透明性の確保と率直な議論の場との兼ね合いは大変難しい問題であると感じておりますが、基本的には政策会議については、これをオープンにするということはいかがなものかというふうに、今私は感じております。
以上です。
資料3のおまけ (これは反論書には添付しませんでしたが、関連情報として「市長定例記者会見 平成22年1月26日」のリンクを張っておきます。ご覧ください。)
長野市HP→http://www.city.nagano.nagano.jp/site/kisyakaiken/21762.html
この中で市長は、「政策会議というのは、本来的には公開する必要性が全くないと思っている」と発言をしています。 →本文に戻る
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つづき→「長野市に対する反論書3」へ
→情報公開に背をむけた長野市 その1〜4
→長野市民会館建て替えの見えない経緯 その1〜5
→長野市民会館建て替え、第一庁舎の仮移転費11億円 置き去りにされる子どもたちの命
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