たぁくらたぁVol.19 31ページの写真
昨年(2009年)12月16日に長野市に対して情報公開請求をした。公開請求書には「第一庁舎の建て替えを決定していった過程がわかる書類」と記入した。それに対して、本年1月5日に公開された資料は二つで、2008年2月の臨時部長会議と2009年2月の部長会議の会議録。その一部がこの写真のとおりだったのだ。

なぜ一部を非公開にしたのか、担当者に質問した。その答えは「第一庁舎と市民会館の建て替えは外部の関係者とも協議しており、協議に影響する。市民の混乱を招くおそれもある」ということなのだ。混乱? もしかして、暴動でも起きるような内容が書かれているのだろうか。
とりあえず、関係団体というのはどこで、いつ協議が整ったと判断するのか、と再質問したところ、「 今は交渉中なので言えない」という。こちらは内容が分からないのだから、そんなはずはないでしょ、という反論もできない。真実は黒塗りの下というわけだ。
なお、この公開(と言えるのか?)資料は、「長野まちづくりを考える市民の会」のホームページにすべて掲載してある。
●長野市の公開資料→http://nagano-machidukuri.eco.coocan.jp/kaigiroku.pdf
この資料の中の2009年2月の部長会議の冒頭部分を読んでいただきたい。総務部長はこう説明している。部長会議にかけられた内容は、「政策会議で議論いただきまとめたものである」と。
そうだとすれば、ぼくは「決定していった過程がわかる書類」の公開を求めたのだから、この政策会議の議事録も公開されていいはずではないか。
この疑問についても質問してみた。「なぜ政策会議の会議録は公開されたかったのか」。それに対する担当者の返答は「決定するのは部長会議。政策会議では決定するわけではないので、決定に関わる部長会議のみ公開した」というものだった。
ぼくは「決定していった過程」と書いたのだから、政策会議もその「過程」であると思うのだが……。どうすれば情報公開を最低限に済ますことができるのか、熱心に考えているのだろう。第一庁舎と市民会館の建て替え計画については、この情報公開に限らず、すべての面で、このような姿勢が貫かれているのだ。
情報公開の在り方にこちらがいくら意見を言ったところで押し問答になることは明白。仕方がないので、この日、政策会議の公開を求める請求を新たにしたのだった。なお、現時点でまだ資料は公開されていない。
また、非公開部分に対しての法律に基づく異議申し立ても行った。異議申し立ては4年ぶりだそうだ。
異議の理由は、市長は建て替え計画を白紙に戻すと言ったのだから、白紙ならばまっさらなわけで利害関係者は存在しないはず。もしいるならすべての市民だということ。さらに、長野県は部長会議をホームページで公開しているのだから、長野市もそれを見習ったらよいのでは、ということも付け加えておいた。
なお、これから公開されていく資料については、長野まちづくりを考える市民の会のホームページに順次掲載していくので、ときどきアクセスしてみてください。
●長野まちづくりを考える市民の会ホームページ
http://nagano-machidukuri.eco.coocan.jp/shiminkaikan/